天使の屍 天使の屍 天使の屍 天使の屍
 新叢書の第二回配本分として、初めて締切を与えられた書き下ろし。どういうストーリーにするか二転三転したので、間に合わせることができてホッとした記憶があります。そういう意味では、これもまたプロとしての自信をつけてくれた作品。
 中心トリックは非常にシンプルですが、それなりに説得力があるのではと思っています。発表当時はあまりリアリティがなかったかもしれませんけど、今読めばぜんぜん不自然じゃないのでは。

初出=書き下ろし
1996年11月 角川書店刊(角川書店書き下ろし新本格ミステリー) 本体価格 1650円
2000年5月 角川文庫刊 本体価格 571円
2009年2月 集英社文庫刊 本体価格 571円