誘拐症候群
	前作はわざと岡嶋二人さんの眠れぬ夜シリーズを踏襲しましたが、今回はそういう縛りを抜けて自由に書きました。誘拐ものとして、ストレートな事件と捻った事件のふたつをいっぺんにやるという贅沢な（しんどい）試みをしています。 　コンピューター犯罪ものとしては、パソコンをちゃんと道具として使っている点で評価してもらえるのではと自負しています。 初出＝小説推理1997年5月号〜7月号
1998年3月 双葉社刊 本体価格 1800円
2001年5月 双葉文庫刊 本体価格 667円
2014年11月 双葉文庫刊（新装版） 本体価格 667円