空白の叫び
数年前に『殺人症候群』を書いたとき、裁かれない犯罪というテーマをあらゆる角度から描いたつもりでしたが、ひとつだけ、犯罪者側からの視点は盛り込めませんでした。そのため、罪を犯す少年を主人公にした話を構想しました。
初出=文芸ポスト2001年春号〜2006年冬号
2006年8月
小学館
刊 本体価格 各1700円
2010年6月
文春文庫
刊 本体価格 上巻676円 中・下巻714円