夜想 夜想 夜想
 『慟哭』に続き、新興宗教をテーマにしました。ですがオウム事件以前に書かれた『慟哭』とはまったく違うアプローチをしています。宗教は危険、いかがわしいというイメージを大半の日本人が持っているのに、なぜ宗教にのめり込む人が今も絶えないのか? そうした疑問が、この作品を書かせました。

初出=「別冊文藝春秋」第261号(2006年1月号)〜第269号(2007年5月号)
2007年5月 文藝春秋刊 本体価格 1667円
2009年11月 文春文庫刊 本体価格 714円