注意事項

 半固定は 回路図は VR*** ですが、シルクは RV*** となっています。
 OPアンプ系電源電圧±15ですが±12Vでも問題ありません。

 放熱板が取り付けられる様になっていますが、特に必要ではありません。
 然し、基板に取り付ける場合、左下取り付けビス或いはスペーサと干渉する
 可能性がありますのでご注意お願いします。

 温度検出用のトランジスタを直接取り付けられる様にしましたが、その時、
 それと、右上の取り付けビス或いはスペーサと干渉する可能性がありますので
 ご注意お願いします。

実装に付いて

  P板の表面汚れは(溶剤や石鹸はなるべく使わず)水道水で洗い流して下さい。
   洗った後は直ぐに半田作業して下さい。

  コンデンサはサイズに注意して下さい。
  セラミックはK(±10%)以上の事。

  可能な限り、リード線はフォーミングして下さい。

  パイロットLEDのスタンバイ時の明るさは R610 にて調整して下さい。
    パイロットLEDのオペレーション時の明るさは R609 にて調整して下さい。

  50W程度のAB級であれば、ダイオードブリッジの放熱板は、
   必須ではありませんが、取り付ける場合、絶縁に注意して下さい。

  入力カップリングの C101、R101 と C102、R102 は
     2.2μ、100k ですが、1μ、100k や 1μ、200k 等、
   大体同じ時定数であれば問題ありません。

  C301、R306、C501、R506 は、部品なしです。

  V1電圧が3端子レギュレータの耐圧を超える場合は、
   R109 R110 に適当な抵抗を入れてドロップして下さい。
  耐圧を超えない場合は、R109 R110 はジャンパでショートして下さい。
  尚、ここのグラウンドピンは芋半田に成り易いのでご留意の事。
  又、殆ど発熱しないので3端子レギュレータの放熱板は必須ではありません。

  D104、D105 を裏づけして下さい。

  C107、C108、C308、C309、C508、C509、
  C313、C513、C314、C514 は不要です。

  半固定 VR302、VR502 は左一杯にしておいて下さい。

  半固定 VR301、VR501 は中央付近に回して置いて下さい。

  チョークコイル L301、L501 はドライバの軸等の8φ程度の軸に、
   0.65φ 程度のエナメル線をコイル長 10mm、往復で 25ターン 巻き、
   ボンド等で固めれば大体希望のインダクタンス(3μ~4μ)になります。

  セメント抵抗 R325、R326、R525、R526 は 0.2Ω ですが,
   0.22Ω でもOKです。又、入れば 3W でなく 5W でもOKです。

  出力パワーTRは 2SC2837P/2SA1186Pですが、入手困難であれば、 
   2SC5100P/2SA1908P、2SC5198-O/2SA1941-O、
   2SC3519AP/2SA1386AP、等の同等ランク品で代替して下さい。

  電流増幅段のTRの Q308、Q508、Q309、Q509、及び、
   ドライバ段のTRの Q312、Q512、Q313、Q513 の耐圧は、
   V1、V2を考慮して下さい。

調整に付いて

  アイドル電流調整

   セメント抵抗(0.2Ω+0.2Ω=0.4Ω)の、
    R325とR326 のTP1とTP2間(折り曲げたリード同士)、
        R525とR526 のTP1とTP2間(折り曲げたリード同士)、
   の電圧が 24mV~40mV(60mA~100mA)程度になる様に
   (合わせ難いですが)VR302、VR502 を放熱板と相談して調節して下さい。
   尚、セメント抵抗が 0.22Ω の場合は 27mV~45mV にして下さい。

   DCオフセット調整

   スピーカ出力端子の電圧が 数mV 程度以内になる様に、
   (合わせ難いですが)VR301、VR501 を調節して下さい。

  尚、暫くして熱平衡したらアイドル電流、DCオフセットを再調整して下さい。