第1次世界大戦
合衆国の参戦
1914年第一次世界大戦が始まった。この戦争は、植民地獲得などをめぐり、ドイツ・イタリア・オーストリアの三国同盟と、イギリス・ロシア・フランスの三国協商の対立から始まりました。アメリカは、当時の大統領ウッドロー・ウィルソンが自分の主張を曲げることなく和平を訴えつづけていた。しかし、1917年から始まったドイツの無制限水艦作戦で多くの物資を連合国に送っていたアメリカに大きな損害を与えました。そして合衆国内では、戦争の参戦を求める声が、しだいに強くなっていきました。そこで大統領は、とうとうドイツへの宣戦布告をしました。この年にロシアで革命が起きたので、ロシアは戦線から退くことになりました。でも強力な国力を持ったアメリカが参戦したかいがあったのか、1918年4年も続いた戦争は終わりをむかえました。

大戦後 
 大戦後、ウィルソン大統領は平和に関する14か条の原則を発表しました。内容は次のようです。
@秘密協定・秘密外交の禁止
A海洋における航海の公開の絶対的自由
B
貿易条件の確立
C軍備の制限
D植民地の主権の決定
Eロシアからの撤退
F〜Lヨーロッパの国境の訂正と東アジアの独立について
M国家の安全と独立を保障するための国際連盟の創設
 
ほかにも大戦後連合国は、パリで講和会議を開きました。この講和会議でウィルソン大統領は、講和条約に国際連盟設立を呼びかけました。フランス・イタリア・イギリスの三人の首相を納得させ国際連盟を作りました。イギリス・フランス・イタリア・日本が連盟に参加し、後からソ連・ドイツが参加しました。アメリカでは、本国の反対があった生で、最後まで参加できませんでした。

アメリカ第28代大統領
ウッドロー・ウィルソン<Woodrow Wilson>
生没:1856年〜1924年(享年67歳)
任期:1913年〜1921年
出身:バージニア州ストーントン
学歴:プリンストン大学、バージニア大学
政党:民主党
婦人:エレン・ウィルソン(死別)
婦人:イーディウス・ウィルソン