核兵器競争 この冷たい戦争は国際情勢を不安定なものにし、またいつ戦争がはじまるかわからないといった危機感が世界をおおっていました。 1949年、ソ連が原爆実験に成功して、アメリカ合衆国の核保有独占は終わりました。両国は、やがて水爆(水素爆弾)をも完成し、果てしない核兵器競争を続けていきました。 さらに、1957年からはアメリカ・ソ連が、それぞれ大陸間弾道弾(ICBM)を完成して、核兵器を地球上の何処へでも命中させることが出来るようになり、人類破滅の危機を招く可能性が生まれたのでした。