福沢諭吉

福沢諭吉は中津藩の下級武士の子に産まれました。日本中が開国か鎖国かで大騒ぎしている時,諭吉はひとりでオランダ語の勉強をしていました。ところが西洋の学問を学ぶにはオランダ語よりも英語の方が重要であることを知った諭吉は,それからは辞書を頼りに英語を学びました。その後,諭吉はアメリカや西洋に渡り近代文明を知りその時のことを「西洋事情」という本にまとめました。やがて「慶応義塾」という塾をつくり英語などを若い人たちに教えたのです。明治時代になると諭吉は日本人の心に独立心と自由の考えがなければならないと考えるようになりました。そこで明治五年,「学問ノススメ」という本を著したのです。「天は人の上に人を造らず,人の下に人を造らず」という有名な言葉はこの「学問ノススメ」という本の真っ先に出ています。この本は多くの人達に影響を与えました。

自由と平等の考え方を日本にはじめて紹介した福沢諭吉の声を聞いてみましょう。


福沢諭吉の声 (MP3, size=104K)


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