織田信長

織田信長は,日本の各地で戦争が続く戦国時代の武将です。10倍もの軍勢で押し寄せた今川義元を桶狭間で破り,どの戦国大名よりも早く京都へ登り天下統一の仕事に乗り出しました。信長は日本の古い社会を壊して,近世という新しい日本を実現するためにかなり思い切った方法を使いました。大きな寺を焼いたり,武田信玄の子の勝頼と三河の長篠で戦った時はヨーロッパから伝わった鉄砲を使ったりしました。鉄砲は種子島に流れついたポルトガル人によって伝えられていたのです。信長は外国から来たキリスト教の宣教師に京都などに教会を建てることを許し,新しい西洋の文化を取り入れました。また琵琶湖のほとりに安土城を築くと,自由に商売をすることを許したので城下町は大いに栄えました。関所も廃止し,交通を自由にしました。しかし信長は自分が優れているので,家来に厳しく当たりました。家来の明智光秀は信長のやり方を恨みに思い,信長が京都の本能寺に泊まった時,謀反を起こして信長を攻め殺しました。

さて,新しい世の中をつくろうとした戦国の英雄織田信長の声を聞いてみましょう。


信長の声 (MP3, size=144K)


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