坂本竜馬は土佐の人です。青年の頃，江戸に剣術を習いに出て来ました。それから間もなくアメリカの使節ペリーが日本に開国を迫りました。この時の江戸幕府の慌てぶりを見た竜馬は，これからの国際社会で日本がどう生きて行くかを真剣に考えました。しかしそのためにはその時の政府，つまり江戸幕府やそこで仕事をしている役人達の考えを根底からひっくり返さなければならないと思ったのです。竜馬はまず海援隊という貿易をする会社をつくりました。身分や家柄に関りなく隊員が船を使って貿易をするのです。そして隊の利益も全員に分け与えるというのが海援隊の決まりでした。さらに竜馬は江戸幕府を倒すことを目的としていながら，かたき同士のように憎みあっていた長州藩と薩摩藩を仲良くさせました。しかし坂本竜馬は新政府が誕生する明治維新の直前，京都で暗殺されました。
薩長同盟の立役者，自由人坂本竜馬の声を聞いてみましょう。
坂本竜馬の声 (MP3, size=140K)
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