第14回
ベルリンその4
前回予告したDEF LEPPARDです。前回書いたオペラを観た翌日に行ったライブのチケットです。オペラを観たくてプレイガイドに行くとそこにはDEF LEPPARDのポスターが貼られていました。しかし,ライブの2日前でしたからチケットがあるかどうかもわからず,大して期待はしていませんでした。お姉さんに尋ねるとチケットはまだ残っている模様,すかさず買いました。
会場はTempodromというサーカスのテントみたいなところ。基本的にはスタンディングで,あとはそれこそサーカスのように観客席が回りを取り囲んでいました。実はこのライブの2週間後くらいに再結成再メイクKISSが来ることになっていて,もう少し早ければなあと思いました。
昼間は観光をして,あとで迷子にならないように会場の下見に出かけておきました。その甲斐あってか夜はバスに乗って迷わずに会場にたどり着けました。
入り口前には既に行列が出来ていました。静かに並んで待っていたんですが,入場開始しても焦って最前列に走るような人は殆どいなく,あまり並ぶ意味もありませんでした。他の観客は汚い格好をしたおやじやおばさんが多く,またライブを観に来たのかべたべたしに来たのかわからないようなアベックがいたりと,日本のライブのイメージとは少々違っていました。後は,ビールをがぶがぶ飲む人だらけ。
チケットを見てもわかるように前座がいました。なんか腐ったようなグランジのバンドで他のお客さんも身動きさえしないようなつまらないものでした。この前座の苦行を終えてDEF LEPPARDの登場です。手を伸ばせば届くような場所にあのDEF LEPPARDがいるという信じられない状況。テントなのに前座とは全く違う音響のよさ。素晴らしかったです。
まあ,最新アルバムスラングのツアーなのに前の3枚のアルバムの曲が殆どで,その曲の方が盛り上がるというのはしようがないですね。
ライブが終ってからビールを飲んですしづめの2階建てバスで宿へと戻りました。
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