第3回


エロいっすよこれ!はーはー(吐息)

みやげものその1


ヨーロッパ旅行中には色々な出店というか,屋台というか,青空市というかそんなものを見ました。それは前にも紹介したようなドイツのソーセージ屋さん(IMBISS)や,パリのサンドウィッチ屋さんなどの食べ物関係から,がらくた市のようなものまで様々でした。

そこでこれ,"Lustige Wildsauereien f殲 den HERREN-STAMMTISCH" 頑張って意訳すると「いつもの奴等の愉快なワイ談」といったところでしょうか?(求む独逸語理解者)カセットテープです。"F殲 Jungendliche ungeeignet"と右下のコーナーに書かれているので,このテープは「青少年には不適切」であることが分かります。

さて,このテープにまつわる話に移りましょう。このテープはJenaの市で買ったものなのですが,その市というのが結構胡散臭げでして。とはいってもアングラなところではなく,堂々と店を出している所です。その市では安いCDや,いろんな種類のカセットテープが置いてあって,ドイツやその他ヨーロッパの名もないアーティストから映画のサントラなど多種多様。そんな中に混じってGenesisやJethro Tullなどのアルバムもあったりしてわけわかんないよでした。

そしてその市の売り子さんは中国人のおばさんで(中国人は旅行中いたる所で商売をやっていて,すごい民族だなぁと関心しました),一目でドイツ人ではないアジア人と分かる私に英語で話しかけていました。「どんなのが好みなのかい?ロック,映画もの?」のように。私はとにかく変なものを探していたので,この見るからに「おねーちゃんの喘ぎ声テープ」なテープを手に取りました。このシリーズは2本あったのですが,もう一方はちょっとひどいかんばせの人だったのでパスしました。

すると中国人のおばさんは「ん〜〜,うん」と妙に納得した顔を見せ,「それならこれもどうだい?」とばかりに2本あったうちの酷い方を手にとって,私に渡そうとするのでした。私,そりゃとんでもないですと断りましたが,おばさんには私の「変なものを探しているだけ」なのよという気持ちは伝わらなかったようです。今でも「ん〜〜,うん」と妙に納得した顔は忘れられません。

そんなに私,物欲しげな顔をしていたのでしょうか?まあその辺の話は置いといて,この市の回りではSoft Eis(ゾフトアイス)なるソフトクリームが流行っていました。とってもさわやかでおいしかったのでした。そのお店の写真もありますので又の機会に。

忘れていました,肝心のテープの内容です。鼻息も荒く聴いてみると,確かに「いつもの奴等」が「愉快なワイ談」をしていました。ドイツ人のおっさんが独逸語でずっと喋っているのです。その笑いからワイ談であることが読み取れるただそれだけの内容でした。



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