第7回

サンドウィッチみたいだなあ
みやげものその2


さて,今回のみやげものはプリズム。最初に断っておかないと何がなんだか分かりませんからね。ちなみに三角形の斜辺がおよそ1.2cmです,写真だと随分な大きさにみえますね。イエナの光学博物館で買ったもので,1DMくらいだったと思います。

イエナは旧東ドイツにある都市で,ワイマール憲法で有名なワイマールの近くに位置しています。何が有名かというと世界最高峰の光学機器会社Carl Zeissの本社がある都市だということです。CONTAXのカメラのレンズもCarl Zeissですね。そして,私は大学の研究で顕微鏡を使っているのですが,その顕微鏡のメーカーがこの会社なんです。そういうことで,一度会社を見てみたかったということです。

もうそこいら中がZeissでした。Carl Zeiss Platz.という広場があったり,その他名を冠した通りもあります。苫小牧の王子製紙より凄いような感じです。私はCarl Zeiss博士のお墓参りもしてきました。その教会では牧師さん(神父さんかな?)パイプオルガンを弾いていたのでしばらく聴いたりしました。教会という場所はひんやりしていて静かで自由に出入りできてと,各地を旅行中に休憩場所として利用させていただきました。

Carl Zeissの本社ビルも見てきました。またの機会にそちらの写真ものせようと思います。見学等の問い合わせをしていなかったので外から見ただけと少々残念でした。

光学博物館では眼鏡から顕微鏡,望遠鏡,カメラ,手術用機器,そして視力検査機器にいたるまで,様々な光学にまつわるものを見ることが出来ました。時代劇にでてくる日本人がかけているような眼鏡まで展示されていました。また,Zeissの実体顕微鏡で布や花粉,蜂の頭などを観察できるようにもなっていて面白かったです。

カメラ好きな人,科学好きな人にはお薦めですが,街自体は結構退屈なので旧東ドイツを回る方には近くのワイマールに行った方がいいかもしれませんね。あ,あとフランクフルト空港の免税店にはZeissのルーペがありました。



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