第8回


休みなんだもんなー

イエナその1


前回第7回でも書きましたように,旧東ドイツのイエナは光学機器メーカーCarl Zeissの本社を擁する都市です。Carl Zeiss博士のお墓や,Carl Zeiss博士の名を冠した通り・広場があり,Zeiss社自体が力を入れる文化施設も多いようです。今回はその中でもZeiss Planetariumです。

このプラネタリウムはどうやら世界最古のプラネタリウムだそうで,現在ではZeiss最新の機器を駆使した番組を楽しめるそうです。地球の歩き方で読みました。そして,このプラネタリウムを見ることを大変楽しみにしていました。しかしです,「〜そうです」と書いたのには理由があります。いざこのプラネタリウムへ行ってみると大変歴史のある立派な建物ではありましたが,「現在修理中,オープンは来年」と書いてあったのです。

ショックでした。

プラネタリウムは諦め,向かいにあるイエナ大学の植物園でしばし過ごしました。ボタニカルセラピーですね。植物園にはえている木々は札幌・北海道で見る木々に近いものが多くて,親しみが持てました。はえている植物を考えると札幌から九州に行くよりも,札幌からドイツへ行った方が近いところに行った気がして来ます。

まあ,海外旅行に限らずあらゆることにおいて,下調べと準備・計画は大切であることを思い知った旅行でした。実はロンドンでも見たいものを見ることが出来なくて悔しい思いをしましたし,ベルリンでは宿泊場所を探して重い荷物を背負って右往左往なんていうこともありました。

そういえば,札幌の青少年科学館にあるプラネタリウムはZeiss社製という話を聞いたことがあります。青少年科学館に行ってこの悔しい思いを晴らすことにします。



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