このページでは手持ちのアンプ、修理したアンプなどを紹介しています。4年ぶりの更新です( 2012.05.23 )


3.MARANTZ 250M
・マランツのステレオメインアンプ:Model 250Mです。1971年から5年間ほど製造されています。アメリカ製。8Ω負荷で125W+125Wとなっています。メーターの下方に位置しているつまみはボリュームではなく、レベルメーターの感度切り替えスイッチです。電源スイッチは無く、コンセントにACプラグを差し込むと電源が入ります。また、ボリュームも無いので扱いには注意が必要です。

・後ろから見たところです。電源電圧は100Vで動作する仕様です。このセットのシリアル番号が30021となっていますので、日本仕向け用に作られた21番目のセットなのでしょう。ヒューズは8A/250Vが入っています。

・ウッドケースから取り出したところです。ウッドケースはもともとオプションで売られていたようです。天板にも100V用にMODIFY(変更)したと書かれた赤色のプレートが貼付されています。安全にはうるさいアメリカだけあって、このほかにもあちこちにコーションが書かれています。

・右側面の写真です。右チャンネルの出力段のパワートランジスタがヒートシンクに取り付けられ、厳重に覆われています。ここにも覆いを取り外すなと書いたコーションが貼られています。トランジスタは2個ずつペアで使用しています。

・天板をはずしたところです。大きな電源トランスが目を引きます。このトランスはワールドワイド対応となっており、1次側の結線を変えることにより、100V/120V/220V/240Vと変更できるようになっています。

・左右それぞれのヒートシンクに基板が取り付けられています。左右とも同一基板を使用しています。ヒートシンクとシャーシを留めているネジを数本はずすとこの様に分解でき、メンテナンス性は良いとおもいます。音が全くでないためチェックしているところです。

・リア部分に付いているリレーです。このリレーがアンプ基板とリアのスピーカー端子の間に入っていて異常時にスピーカーを切り離す役目をしています。今回音が出ない原因は右チャンネルの基板からの出力にDC電圧が乗っており、それが原因でリレーがONしないためでした。原因を突き止め、出力にDCが出ない様にすればリレーがONして音が出るはずです。 。

・回路を当たっていったところ、どうも入力付近のトランジスタが死んでおり、その結果バイアスがずれて、結果的に出力にDC成分が現れたようです。死んでいると思われるトランジスタをテストしているうちに、トランジスタが復活してしまいました。ベース・エミッター間をショートしていたウィスカーがチェック時の電流で切れたのでしょう。パワートランジスタが壊れていなくて幸いでした。ともかく音が出て、メーターも振れたので様子を見ることにします。




2.MA-265
・ソニーの小型モニターアンプ:MA-265です。業務用のアンプだと思います。全体が金属で覆われており頑丈に作られています。上部左側にあるつまみが電源スイッチ兼ボリューム、その隣のスライドスイッチはFLATとTAPEとの切り替えスイッチで、TAPEにするとNAB特性になるようです。

・左サイドについている入力ジャックと外部出力ジャックです。

・内部の写真です。単3乾電池4本で動作します。

・基板を拡大しました。業務用だけあって丁寧に作られています。抵抗1つ1つにチューブがかぶせてあります。

・リアカバーの背面に貼付されている機銘板です。昭和34年製です。まだ古いロゴが使用されています。

・革の付属ケースに入れたところです。KRCというシールが貼られているところを見ると、今はなき国際ラジオセンターで使われていたものかもしれません。




1.TA-1120F
・ソニーのプリメインアンプ:TA1120Fです。1969年10月に148000円で発売されました。何年か前、私はこれを石川町のジャンク屋で3000円で入手しました。かなり安価でしたが、理由は片チャンネルが壊れていたためでした。




・どうもトランジスタQ701が不良のようです。これはパワーアンプ段の初段の石です。左右のバランスをとるためもう片チャンネルの石もはずしました。JRCのトランジスターで品名は2SA621でした。金属ケースに入った金メッキリードのトランジスタです。


・よく見ると不良だったほうのトランジスタには穴があいています。この穴は見たところ経時変化であいた穴ではなく、もともとあいていたようです。製造工程で生じた欠陥だろうと思います。本来密閉すべきところ、穴があいていたため、製造直後は特に問題にならなかったが、時とともに内部が空気に触れ、トランジスタが劣化してしまったのでしょう。ソニーサービスでトランジスタを入手しようとしましたが、このトランジスタは既に在庫がなく、代替部品としてリストに登録されているNECの2SA968Bに交換しました。1個220円(1991年8月時点の価格です)でした。こちらはプラスチックモールドのトランジスタでもちろん足も金めっきは施されておりません。こちらに交換したところ、バイアス調整用のボリュームをまわしきっても調整ができません。hfeがかなり違うためでしょう。仕方が無いのでバイアス抵抗の値をずらすことにしました。現在では問題なく動作しております。


・ソニーのチューナーST5130と組み合わせたところです。


メールはjnkei@yahoo.co.jpへ

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