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BIOSのアップデート
 マザーボード・メーカーでは、製品の不具合な箇所の修正およびCPUの高クロック化などに対処するため、BIOSをアップデートし自社のWEBなどでダウンロード・サービスを実施しています。
 ユーザーにとって、使用しているマザーボードに不具合がある場合には、メーカーのホームページを見て、アップデートの有無・根拠などを理解したうえ、BIOSのアップデートと書き換え用のプログラムをダウンロードしてアップデートを行います。但し、BIOSアップデート作業に伴うリスクは、すべてユーザーが負うものであり、メーカー側にサポートを求めることは出来ませんので、慎重に行う必要があります。

 以下に、小生が行ったBIOSのアップデートについて紹介させていただきます。


● ASUS A8V−E Deluxe マザーボード 

 近年、BIOSのアップデートについては各社とも容易に実施できるように工夫されてきた。ASUS社についても最新のBIOSバージョンをWEBサイトから自動でダウンロードする「ASUS Update」ユーティリティが提供されております。本ユーティリティを使ってアップデートを図ろうとしてもユーティリティソフトそのものの新バージョンはダウンロードしてくれるものの、肝心のBIOSの方はいつまで経っても「新パージョンです」のメッセージが出て、一向にアップデートしてくれません。 ちなみにWEBサイトのダウンロードから最新のBIOSバージョンをみてみますと小生のBIOSがVer1003にたいして、既にVer1006になっていました。このユーティリティは本サイトとリンクしていない感じです。
 特に、Ver1005はAthlon64のEコアに対応しておりますので、CPUを交換する時には必須となりますので、とりあえず従来の方法でアップデートしました。
 アップデート成功後、「ASUS Update」ユーティリティソフトを起動してみるとDLLエラーがでて起動できなくなりました。また本ソフトを削除しましたが、新規インストールすることもできなくなり、今後のアップデートは従来の方法によらざるを得なくなりました。


● GIGABYTE GA−7DXR マザーボード 

 GIGABYTE製のマザーボードのアップデートについては、ネットを通じて行う@BIOSと呼ばれるよる方法によりました。
 なお、従来どおりの方法でアップすることも可能です。この場合はファイルを解凍すると、フラシュ・BIOSファイルのほかにバッチファイルもできますので、これを実行すればアップデートされます。

 @BIOSによるアップデート方法は

図1 @BIOS Writer起動

@ MB添付のユーティリティCDから@BIOSWriterを開きます。
A 図1のInternert Updateにチェック後、Update New BIOSをクリック。
B 図2よりサーバを選択し、OKをクリックします。
C 図3よりアップデートしたいBIOSバージョンを選択し、OKをクリックします。
D 図4の許可画面でOKをクリックするとアップデートが始まります。
E 図5の画面がでて、アップデートが完了します。
 なお、詳細についてはメーカーサイト内のをクリックしてみてください。

図2 サーバー選択 図4 アップデートOK?
図3 アップデートファイル選択 図5 完了画面


● MSI 815E PRO マザーボード 

 815E PROの添付CDには、WindowsのUpdateを実行するようなイメージで、BIOSのUpdateが自動的にできる「MSI Live BIOS」というユーティリティが添付されていた。ものは試しと早速にインストールし、BIOSのUpdateにトライしてみた。すると下図の画面が現れたので、Version:1.40のところをクリックしたが、「ページを表示できません」のメッセージがでてUpdateは出来ない。サーバなどが工事中で休止しているのかなぁと思い、日をあらためて実行してみたが、結果は同じであった。

 止むを得ず、FDを作成する従来の方法でVersion:1.40にUpdateをしました。MSIの良いところはBIOS Update用のプログラムをDownloadし解凍すると、Update用のBINのほか、FlashプログラムとAutoexec.batも含まれていることだ。従って、これら解凍したプログラムを立上げ用のFDにCopyしておけば、あとはFDで再起動をかければAutoexec.batが実行され面倒なコマンドを入力する手間とミスも省け簡単にUpdateが出来たことである。
 また、同じMSIの694D ProについてもUpdateしようとし、メーカの注意事項を読んでみると「DualCPUの場合は、CPU 1ケの状態でUpdateしなければ、うまく出来ない場合がある。」とのこと。あのスプリングが効いた、CPUクーラの脱着をするのかと考えただけで億劫となり、放置してある


● TYAN S1854A マザーボード 

 最初のアップデート(1854V107.ZIP)
 S1854Sマザーボード(Revision1.00)ては、PVで600MHzまでしかカバーされていない。いかにも物足りない。そこで、TYAN社のWEBでBIOSのアップデート状況を調べたら、PVで1GHzまでリカバリーするBIOSアップデートプログラム(1854V107.ZIP)がありました。本プログラムと書換用のユーティリティ・プログラム(FLASHV73.EXE)をDownloadし、後述のABITBE6に準じた方法でDOS用の起動FDを作成しました。
 2000年8月、ABIT BE6で3回のBIOSUpdateの経験を積みましたので、今度は、TYAN S1854AのUpdateにチャレンジしました。但し、本マザーボードは、Soundがオンボードされていますので、失敗したことを恐れ次の方法で、現在のBIOSを吸上げました。
@ ユーティリティ・プログラムのみをコピーした起動FDからPCを動かし、DOSのプロンプトが出たところで、A:¥>FLASHV73とパラメータ・スイッチを入れずにENTERします。
A ユーティリティが立ち上がり、「File name to Program」とUpdateプログラム名の入力待ちとなりますが、なにも入力せずにENTERします。
B 次に、「File name to Save」のあと、入力待ちになります。そこで、例えば「INIT.BIN」と入力しますと、FDにそのファイル名で現在のBIOSがSAVEされます。

 上述の操作を実施したのち、準備しておいた起動用FDで立上げ直し、プロンプトから
  A:¥>FLASHV73 1854V107.BIN /PY /SN /F /CC /R
と入力。ENTERしますとBIOSがトラブルもなく書換えられました。
 PCの立上げ時、BIOSのバージョンを確認しますとVer1.07となっており、成功した筈ですが、Soundが動作しません。デスクトップ上の「マイコンピュータ」からSound Deviceを調べてみると、読み込まれていません。そこで、コントロールパネルから「ハードウェアの追加」を実施しても結果は同じでした。時間の制約から、再度チャレンジすることを期し、取敢えず元のBIOSに戻しておきました。矢張り、Update前には、現行のBIOSはセーブしておくべきでだと今回つくづく感じました。

 再チヤレンジ
 後日、Sound機能が駄目になったらと、カードで間に合わせようと思い、リーズナブルなカードを入手し、再びアップデートに挑みました。結果は、前回と全く同じ模様でしたが、今回は、BIOSの設定内容をチェックしていきました。そこで、「IntegratedPeripherals」の「Onbard Audio Device」がアップデートによって「Disabled」になっていることに気がつき、「Enabled」に設定変更して、立上げますとSoundが動作するようになりました。


● ABIT BE6 マザーボード 

 最初のアップデート(BE6PL.EXE)
 遂に1GHzのCPUが市場に出回りだした2000年1月に、自作第1号機のマザーボードが自動設定で、PV(550MHz)、セレロン(466MHz)までしかサポートされていないのは少々寂しい。ABIT社のHPを調べたら、PVで700MHz、セレロンで600MHzまでサポートするようなアップデート・プログラム(BE6PL.EXE)がありました。
 早速、本プログラム(BE6PL.EXE)とBIOS書換え用ユーティリティプログラム(AWDFLASH.EXE)をHDD上にダウンロードしました。

 次に、README.TXTの手順どおり、次の準備を行いました。
@ エクスプローラでダウンロードしたBE6PL.EXEプログラムを選択し、左ダブル・クロ ックで本プログラムを解凍しましたら、BE6_PL.BINプログラムが出来ました。
A FDをAドライブに挿入し、右図のように「システムファイルのコピー」にチェックマークを打ちFORMATをし、DOS用の起動FDを作成しました。
B BIOS書換え用ユーティリティプログラム「AWDFLASH.EXE」と@で作成した「BE6_PL.BIN」とをAのFDにコピーをし、準備を終えました。
 アップデートに失敗したときは、最悪の場合、フラッシュROMを壊してしまう恐れがあるとのことでチョット躊躇しましたがままよ、その時は6代目のマザーボードが新しいものに変るだけとばかり、次の手順どおりに慎重にアップデートを試みました。
@ DOS用の起動用FDをAトライブに入れて、PCを立ち上げると、A:\>でコマンドの入力待ちの状態になる。
A A:\>AWADFLASH BE6_PL.BIN /PY /SN /CC /CD とコマンド入力しました。
B BIOSの書換えの様子が逐次わかる、右図のような画面が現れ、やがて、書換えが終ると画面下部にF10(EXIT)のメッセージが出ます。
C そこで、F10キーを押して、BIOSのアップデートが無事に終了しました。
 PCの立上げ時、BIOSのパージョンが表示されますが、本マザーボードではアップデート後もパージョンが変わっていませんでした。そこで、DELキーを押し、内容を確認しましたら、アップデートの根拠どおりBIOSは書換えられていました。1回限りの経験で物申すのもおこがましいことと思いますが、メーカ・サイドが騒ぎすぎるような気がしてなりません。
 これで、自作1号機は自動設定でPVで700MHz、セレロンで533MHzまでサポートされました。一方UserDefindではクロック倍数が9まで対応できますので、当面パワーアップには困らないようです。

 2度目のアップデート (BE6QP.EXE)
 2000年6月、購入したパソコン雑誌に本マザーボードがPVで850MHz、セレロンで700MHzまで自動設定されるアップデート用のBIOSプログラム(BE6QP.EXE)が添付されておりました。
 早速、前回どおりの手順でアップデートしました。今回もうまくいきました。自動設定では少し物足りない。然し、UserDefindで設定すれば、クロック倍数が12倍までとれますので、市販されているCPUはカバー出来る。
 不思議なことに、本アップデート・プログラムがいつまで経ってもABIT社のWEBページに掲載されてこないことである。しかもこのプログラムより新しい日付のもので、セレロン633MHzをカバーしたプログラム(BE6TH.EXE)が、WEBページにあることだ。

 3度目のアップデート (BE6TH.EXE)
 2000年8月、2回目のBIOSアップデートの内容をよく見てみると、セレロンで700MHzまでカバーされていたが、途中633MHzだけが抜けていた。そこで、WEBページ上にあるプ゜ログラム(BE6TH.EXE)をダウンロードし、前々回と同様にアッデートを試してみた。
 結果は、2度目にアップデートした(BE6QP.EXE)ものに、633MHzを不備を補ったものであった。それならWEB上てBE6QP.EXEを公開していないのであるから、本プログラムのアップデート根拠にBE6QP.EXEの根拠も加えるべきではなかろうか?