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 はじめに

 2004年2月。OB会からBフレッツのネット接続設定を依頼されて、1年あまり実施する間にいろいろなトラブルに見舞われました。
 今後の参考に供するためにも、これらの現象・対処策などを事例集として、以下にまとめてみました。

 接続設定の標準

 BフレッツなどPPPoEによる接続設定は、ルーターを使う場合を除き、次の2通りに分類できます。
 ● 「フレッツ接続ツール」による設定。
 ● OSのPPPoEによる設定(WindowsXPに限る)。
上記による具体的な設定方法については「NTT東日本」、「NTT西日本」および各々のプロバイダーなどのホームページ上に公開されています。
 ご参考までに、NTTの2社と主なプロバイダーのWindows版 接続設定とメール(OutlookExpress6)設定のURLは次のとおりです。

フレッツ接続ツールの設定 WindowsXP PPPoEの設定 OutlookExpress6の設定
 NTT東日本  NTT東日本  −
 NTT西日本  NTT西日本   −
 OCN (NTT西日本版)  OCN  OCN
 PLALA  PLALA  PLALA
 BIGLOBE (NTT西日本版)  BIGLOBE  BIGLOBE
 @NIFTY (NTT西日本版)  @NIFTY  @NIFTY
 WAKWAK  WAKWAK  WAKWAK
 So−net  So−net  So−net
 DION  DION  DION
 ODN  ODN  ODN

 エラーの発生

 前項の接続設定にもとづき設定し終わり、いざネットに接続しょうとすると、いろいろなエラーに直面します。代表的なエラーなどについてはエラー集(NTT東日本)としてホームページ上にまとめられていますので、参考にされるとよいでしょう。機器接続ミスとかキーボートからの入力ミスなどはある程度防ぐことができます。

 トラブル事例

事例 想定原因 対 策 など
ウィンドウの最小化・最大化・閉じるボタンなどが化けている。 PC  直接セットアップには無関係であるが、WindowsMe、98などで、この障害をもつPCによく遭遇します。プロパティの設定状況を確かめようとしても「チェックマーク」とか「ラジオボタン」の設定がわからずに難渋します。
 メーカーのHP上、対策などが開示されておりますので参考にされるとよい。
 1例を挙げるとNECの場合は次のリンク先です。
     情報番号:002826    情報番号:006727
パソコンが起動しない PC  本件も直接には無関係でありますがこんな事例もあったことを参考までにご紹介します。
 電源を投入すると、BIOSセットアップガイド画面がでるとともにエラーがでるパソコンに遭遇しました。事情をお伺いしますとADSLのセットアップ時からエラーが出るようになり、それからは使用していないとのこと?
 BIOSの設定ミスであると思い、ガイド画面とおりの操作でBIOSを設定画面を出しデフォルト状態にして再度立上げ直すと、起動できるようになりました。なぜBIOSが変更されたかは疑問のままである。
CPUのクロックエラーがでて、無視すると最低のクロックで起動。 PC  本件も直接には無関係でありますがこんな事例もあったことを参考までにご紹介します。
 Windows98のデスクトップパソコン。電源を入れるとクロック・エラーがでる。お客様はこの頃立上げ時にこのエラーが発生するようになったが無視して立ち上げているとのこと。
 そこでBIOS設定画面をだし装着されたCPUの周波数どおりのクロックに調整しなおしら、エラーが出なくなりました。
 後日、電話で伺ってみると元に戻ってしまっているとのこと。そこで、パソコンに内臓されているボタン電池の交換をお願いしておきました。これで直る筈です。 
「フレッツ接続ツール」でISPに接続するが、ネットにつながらない。 PC  IBMのAPVIAでWindows98SEのパソコン。LAN−Bと該当のデバイスをインストール。デバイスマネージャでインストール状況チエックOK。 「フレッツ接続ツール」をインストールして、所定の設定を済ませプロバイダーに接続したら、認証中から接続しましたとのメッセージ。成功であると思い、IEを起動するも「ページが見つかりません」のエラーが発生。糠喜びであった。LAN−Bは「TCP/IP」とバインドされていて問題がないようであったが、「ファイル名をして実行」からwinipcfgコマンドを実行してみるとLAN−Bが識別されていなくてIPアドレスがとれていない。「フレッツ接続ツール」のプロパティでは、LAN−Bが識別されているのに不思議なことである。
 接続ツールをアンインストールして、「現在のネットワークコンポーネント」の全項目を削除し、再インストールし直すたら接続できるようになりました。どうもネットワークコンポーネントに問題があったような気がする。
LAN−Cが認識されない。 PC  仲間の事例であるが、Windows98ノートパソコンで用意されていたLAN−Cのデバイスドライバーをインストール後、本体を装着したが、一向にハードウェアが識別されないとのこと。
 依頼されて状態を調査すると、カードバス対応のLAN−Cが装着されている。そこでPCカード対応のLAN−Cに取替えてみると、LAN−Cが識別されネット接続ができるようになったことは言うまでもない。
 現在のカードスロットはPCカードとカードパスの両方に対応するが、古いバソコンであったため、PCカードしか対応しない機種であった。
ワイヤレス区間が開通しない。 NIC  WebCaster FT6100Mのワイヤレスルーター・カードセット(再用品)でセットアップした時のことである。有線でルーターを設定。ネット接続ができることを確認後、ワイヤレス設定をはじめたが無線区間がどうしても取れない。
 今までの動作状況を伺うと、最近、ルーターの不具合で回収されたが、交換後は使用していないとのことである。カードのデバイスバージョンを調べたら現行ではない。
 そこで、現行バージョンをダウンロードしバージョンアップしたところ無線区間もとれ接続可能となった。
ワイヤレス区間の設定操作でブルー画面。 PC  Buffaloのワイヤレスルーター接続設定時。カードデバイスもインストールし、親機との無線区間をAOSSで設定しようとすると、いきなりブルーバックに遭遇した。
 ネットワークアダブターのデバイスマネージャーをみてみると、ワイヤレスカードのほかに数個のデバイスが動作中であった。
 Bフレッツの接続に無関係のデバイス動作を無効にして、再度トライしてみたらブルー画面も止まり無線区間から親機の設定もでき接続できるようになりました。
IE5.0では、Buffaloのワイヤレスカードユーティリティがインストールできないため、接続設定ができない。 PC  Windows98(IE5.0の場合)とBuffaloのワイヤレスルーターとの組合せにおいて、カードデバイスのインストール後、IE5.5以上のブラウザを使用してくださいのメッセージが出てエアーステーションの設定など、次の段階へと進まなくなります。
 ここでは、仮にLAN−Cで親機との間を有線で結び、ネット接続設定をした後、ワイヤレスカードを生かせばユーティリティがインストールされていなくてもノー・セキリュティで無線区間がとれ、ネット接続できるようになります。あとはIE6.0にバージョンアップすればユーティリテもインストールできるようになります。
ワイヤレスLANで親機と子機が異メーカー間の組合せによる設定。 NIC  新規加入者にたいして、あるISPは「ワイヤレス・ルーター(MN8100WAG)」の無料サービスをしている。これが困った問題である。どうも無線ルーター側のみサービスし、LAN側は自己解決のようである。このため、委託会社が市販の無線LANカード購入を薦めているが、ルーターと対になるMN−WLC54a/gではなくて、Buffaloとかコレガの中で特に廉価な製品のようである。せめて他のメーカー品でもWi-Fi(11a/11b)認定取得品を勧奨して貰いたいものである。
 この組合せによる接続については、アフターサービスが受けられないため、疑問がある。ワイヤレスLANカードのメーカ側のーユーティリティではセキュリティを確保するのは難解である。
 多くは、「無線LANステルス機能」を「有効」→「無効」→「有効」に、かつ「認証・暗号化」は「使わない」に設定し接続できる状態になる場合が多い。精々「MACアドレスフィルタリング」をかけて他から接続を排除するのみである。
 BuffaloのWLI2-CB-G54LでFujiノートXPの組合せの時、クライアントマネージャー2をインストールし、起動をかけると、
@「検索」では接続可能な親機が表示されるはずなのに、表示されない
A「プロフィール」でも何も表示がない。追加ボタンを押して設定をするとプロファイル名に親機が表示された。
B「検索」に戻り、接続ボタンを押すと無線区間が確保されるようになった。
TCP/IPがバインドされない。 PC  LAN−Cを挿入後、適応したデバイスをインストールしてもTCP/IPがバインドされない現象に時々出会う。
 ネットワークアダブターのデバイスマネージャーをみてみると、数個のデバイスがTCP/IPにバインドされていた。未使用のデバイスを削除しLAN−CにバインドさせてみるとOKである。
 どうも、TCP/IPがネットワーク機器とバインドするのには数的な限りがあるようである。
IPアドレス自動取得ではアドレスが取得できなくて接続不可になる。 PC  WindowsXP SP2になってからか存ぜぬが、最近、本ケースに遭遇する場合が多い。IPアドレスを自動取得にしておいてもアドレスがとれないため、ネットワーク接続プロパティから修復をかけても、ipconfigからrenewをかけてもIPアドレスが取得できない。
 やむを得ずIPアドレスを強制的に割付け接続するように設定しております。
WebCaster V110.ルーターで配線接続が間違いないのに「LANケーブルが接続されていません」エラーがでる。 PC  左記のトラブルに度々遭遇します。ONUとパソコンを直結して、ルーターをスルー状態にして設定すればネット接続はOKとなる。最初のうちはテッキリPCとルーターの相性が悪いものと思込み、特にルーターの必要性がないケースであったため、ルーターを除いて設定を行ってきたが、近頃は必ずルーターを必要とするケースが多く、外すわけにもいかない。何回も「設定」「送信」「反映」を繰返しても同じエラーが「反映」の最中に出る。「反映」が終りネット接続しても勿論NG。IPアドレスの再取得のため、ipconfig −renewをかけても直ってくれない。
 ある時、「反映」中にタスクバー右側にエラー表示される瞬間をとらえクリックすると「ネットワーク接続の状態」が表われたので、そこで「修復」ボタンをクリックするとIPアドレスがとれ修復しましたとのメッセージが出ました。「反映」作業の終了後、ネット接続がOKとなりました。V110ルーターはIPアドレスを自動取得するというけれど側面から修復をかけないと接続できないようである。
送信トレイにメールが残っているとOutlookExpress起動時にエラーが発生する。 ISP  ISPがBIGLOBEのときであった。ネット接続はOKなるもOutlook Expresを起動かけるとエラーが発生する。Bフレッッへのクラス変更のため、メール設定状況は既存のままでよいはず。
 エラー発生状況を観察すると送信トレイにメールが残っており、起動がかかりメールを送っている時にででいる模様である。トレイに残っているメールを削除して起動すると正常に作動する。
 BIGLOBEの場合:サーバで受信しているメールを送ってから、クライアントからのメールを受けるようであり、OutlookExpressの動作(起動時、送信優先)と一致しないことからエラーの原因になるようだ。
Outlook Expressでメールエラーが発生する。 SOFT ●NECのパソコンでメールテストをかけるとエラーが発生する。メール設定を見直してもミスは見当たらない。
 「インターネットアカント」プロパティから「詳細設定」タグのサーバのタイムアウト時間を1分から4分にしてみると、PCGATEの設定画面が現れたので、書込みを承諾し直ったことがある。なんのことはない。この画面が現れる前にタイムアウトにかかりエラーが出たようである。
 その後、PCGATEによる設定違いが原因?でメールができないケースにしばしば遭遇している。WindowsXP SP2になってからは本ソフトを削除している。
 メール・エラーおよびPCGATEに関するNEC情報は次のリンク先を参照するとよい。
     情報番号;003799    情報番号:004142
●パソコンがNECの時に、OutlookExpressではメールテストでエラーが発生。いろいろな対処策をとるも一向によくならない。
 やむを得ずOutlookでメール設定をしてテストするとバッチリである。何故Expressで動作しなかったのか、いまだに疑問である。
●パソコンがFujitsu。ISPがPLALAの組合せのときにメールエラーが発生。Norton AntiVirusのProtectを無効にするとOKとなる。いろいろと設定してきたが、こんな体験は始めてである。きがかりな点はこのVirus対策ソフトが継続期間切れであったことぐらいである。
ネットワーク・プリンターが作動しない。 SETTING  ADSL→Bフレッツに変更すると同時に既設の有線ルーターをワイヤレスルーターに取替えたときのことである。経験から両者のルーターのIPアドレスが同じであることを知っていたので、ワイヤレス区間とネット接続設定を済ませ3台のパソコンをテストするもOKである。帰ろうとした矢先にプリンターが動作しないとのこと。
 調べてみると、このプリンターはネットワーク上にあり、IPアドレスとして198.168.0.119が割付けられおり、有線ルーターのIPアドレスもデフォルト状態から変更になっていました。
 ワイヤレスルーターの方のIPアドレスを変更したことは言うまでもない。また、このような場合は、あらかじめipconfigからDefault GatewayのIPアドレスを調べておくことを教訓として得た。