PC三昧 二十六会 旅・旅・旅 マイ・ホーム アルバム ブックマーク ホームページ
上海・蘇州・周庄をめぐる4日間  

 「東海電電旧友会 歴史を訪ねる中国江南旅情」(会報VOL.78号)を拝見しながら、パスポートを更改して以来、テロ事件のこともあり、一度も使っていないことをふと思いだした。相棒でもみつかれば参加してみようかと思っていた。その矢先、ある会合で退職者サロンを訪れたとき、本ツアーを薦められる同時に相棒も見つかったので、応募した次第である。
 旅行スケージュールなどが送られてきたとき、予定した帰りの便ではなくて、1便遅い便であることを知りテロ事件の影響で、海外旅行は、アジア方面へ目が向けられているようである。

 平成14年3月12日(火)添乗員に案内されながら、総数21名の一行が、上海に向け旅たちました。ほぼ予定通りのフライトで上海に到着しましたが、出国手続きに手間取りやっとの思いで空港を出た時は、午後6時をやゃ過ぎ薄暮の状態であった。現地ガイドに案内されながら、初日の宿泊地である蘇州へと向かった。ハイウェイに入り時、ランプウェイが各色のランプに彩られたいるのを見て、多分、道を誤らないよう、ルート毎に色分けされているのだろう。
 1時間余りで蘇州に到着。四川料理をいただいた後ホテルの蘇州飯店に着いたのが午後9時頃であった。これで、ヤット初日の行程が終った。

 蘇州市内・周庄の水郷めぐり そして上海へ

 旅の2日目の行程
 ホテル(8:30発)⇒寒山寺⇒虎丘⇒蘇州刺繍研究所⇒運河めぐり(OP)⇒拙政園⇒
 周庄の水郷めぐり⇒上海へ移動⇒外灘の夜景⇒上海賓館(21:00着)。

 朝、窓越しに空を眺めると、あいにく曇り空であった。傘を用意してスタート。蘇州市内は「東洋のベニス」と呼ばれるように、やたらと水路が目に付く。なかでも太鼓状の水路をまたぐ石橋には趣を感じる。視覚を変え水面から見るのも一風とばかり、急遽、運河めぐりをオプション追加。ふと、「・・水の蘇州の花散る春を 惜しむか柳がすすり泣く」と戦前に流行した「蘇集夜曲」の一節を想いだした。
 寒山寺に着く。バスから降りるとまるで食べ物に集まる蝿のように、物売が集まってきて、歩調にあわせ盛んにセールスを始める。そのしつこさには、少々辟易した。
 周庄近くになって、心配していた雨が降りはじめた。小雨のなか両岸の柳並木と古い街並みを眺めながら、手漕ぎ船でギッチラコ・ギッチラコと進むのも一層風情が増して最高であった。
 上海で夕食を済ませた時には、雨も上がっていたので、ライトアップされた外灘の夜景を観賞。しかし、靄がかかり、対岸にあるアジア一番の高さを誇る東方明珠テレビ塔(468m)の全容が見えなかったのが残念であった。


 寒山寺

 梁代の創建。唐代に高僧寒山が住んだことから寒山寺と呼ぶようになった。
唐の詩人張継が作った「楓橋夜泊」の詩で有名になった。また大晦日の除夜の鐘を一つ撞くと10年若返るとか。

 虎 丘

 蘇州を都にした呉王夫差の父を埋葬した所。白い虎が墓を守った伝説が名の由来。 丘の上に立つ雲岩寺塔はレンガ造りで、高さ47m、15度ほど傾いていることから、「中国のピサの斜塔」 とか。
 

 拙政園

 明代の建造。広い池を中心に建物が水面に臨むように建てられている。ガイドの言によれば、美しい景観のため、どんな腕の悪いカメラマンでもきれいな写真が撮れるとか。

 周庄水郷めぐり

 元大から水運、商業の要衝として栄えた周庄。街に入るのにも料金が必要なほど観光地化。でも、手漕ぎ船で運河をめぐれば、古い街並みの風情さが窺える。
    


 上海市内めぐり 帰国の途へ

 旅の3日目の行程
 ホテル(8:30発)⇒玉仏寺⇒上海中医薬大学⇒人民広場⇒豫園⇒上海賓館⇒
 夕食⇒上海雑技団(OP)⇒上海賓館(21:00着)。


 旅の4日目の行程
 ホテル(9:00発)⇒八百伴百貨店⇒東方明珠テレビ塔付近⇒免税店⇒龍華寺⇒
 ⇒上海虹橋空港(15:30)⇒名古屋空港(20:30)。

 上海は、人口1800万人。自動車も多く、市街地は慢性的に渋滞している。庶民の足はバス、地下鉄などの公共交通機関と自転車が主体。自転車の数は凄まじく、しかも車道を我物顔に通行する様はビックリの一言。我々の腕前と度胸では、とても車の運転はできない。
 旅の4日目、当初計画では、ホテルから空港へ直行する筈であったが、混雑にため席がとれなく、午後の便で帰国することになった。これからはオマケの観光である。
 まず、日本では倒産した「ヤオハン」デパートをウインドウショッピング。ここで、トヨタ車の「レクサス」が展示されていた。お値段は95万元(日本円で約1500万円)。ガイドさんより中国は生活必需品は安く、贅沢品は高い。と聞かされていたが、それにしても極端するぎと驚嘆。反面、日本の税制もこうでなければいけないとも考えられる。
 浦東新区には、東方明珠テレビ塔・金茂大厦のノッポビル(高さ420.5m、地上88F)が並ぶ。さらに地上110階の貿易ビルが計画中とか。まさに上海がアジア1のビジネス都市になるのも近いと思う。
 15:30頃、上海虹橋空港到着。出国手続き後、17:40分頃、帰国の途へ。
 



 玉仏寺

 清代の創建。白玉の坐像と涅槃像の2体は上海の宝。連日、近郊の多数の信者が詣でごったがえしているとか。我々が訪れたときも、信者が座して礼拝しており足の踏場もないような混雑ぶりであった。
 

 人民広場

 市街地のほぼ中心に位置し、周りには市庁舎、上海博物館、上海大劇院などが並ぶ、行政と文化の中心地でもある。

 豫 園

 明代の造営。園内には楼閣や池、渓流、庭石などが巧みに配置され、多彩な景観を形造っている。 この名園の周りには、手工芸品、土産品の店がぎっしりと並んでいる。回転寿司店があったのが、なかでも印象的。
 

 上海雑技団

 雑技団とは、中国サーカスのこと。雑技は中国各地にあるが、中でも上海雑技団は海外公演にも出かけるなど一流の技を誇るとか。
 

 龍華寺

市内の南部にある古刹。一説によると三国時代の建立とか。寺の前に立つ龍華塔はレンガの塔身で高さ40.6mの七重の塔。