える

える えるちん えるちゃん
いったい何度その名前を呼んだでしょう。
もっと呼んでいたかった もっと一緒に遊びたかった

1999年4月27日。えるの逝ったその朝はまぶしい光に満ちあふれていました。

るが肩にとまりにきてくれると、とても嬉しい
えるの体は大きくてずっしり重い その重さがなんだか嬉しい
えるの羽はとても柔らかでふわふわ
ほおずりすると幸せな気持ちでいっぱいになる
えるはいつもゲ−ジの中で、ボレ−粉の入れ物に止まっていて
そしてゲ−ジの前面にぴったり貼りついて私達を上から見おろしている
パソコン触っている時、洗濯物を畳んでいる時、テレビを見ている時
ゴロゴロしている時、食べている時
いつでも感じるえるの視線 大きな体
えるの優しいまなざしにふと気づいて「える」と呼んでしまう
一番最初に「えるっ」と声をかけるのが癖になった
今度は無事に生まれるかな〜??
ちびチロ&ちびちびの抱卵はずっと失敗続きだったので

5個の新しい卵にはかなりの期待がかかっていました。
えるは一番最初に孵ったひな。
それは2週間前生まれた、ゴンぴっぴたち4兄弟のうちの一羽を里子に出す日の出来事
里親候補Sさんがうちに来た時の出来事
「文鳥の卵見てみる?」とスポック
「うん 見せて」とSさん
そ〜っとそ〜っと巣箱を開けてのぞいてみたら
ひなが一羽孵っていた!!!!!
3人で大興奮してしまった・・・そのコがえるでした

えるたちはすくすくと大きく育ちました
やがて
パパちびチロと、ママちびちびと飼い主の共同育児がはじまりました

親鳥の子育てを真直かに見ることができる幸せと
一緒に育てられる幸せをあじわいました
でもえるのあたまは大きくてクチバシが目につきささるので
親鳥からえさをなかなかもらえませんでした
えるだけ飼い主から餌をもらうことが多くなりました

兄弟が貰われることになった日
選ばれてゆくコたちの幸せを祈りました
でも一番大きなコと一番小さなコは残る気がしました
そうなって欲しかったのかもしれない
いつのまにか特別な愛着がわいていたのかもしれな
えるはとても大きなひな
普通の1.5倍はあるよねえ。Lサイズだねえ。
そう言って「える」と名づけました

ちびチロパパは2羽だけになったひなを一生懸命お世話しました
えるも親鳥に甘えられてうれしい日が続きました
えるは小さな妹ピコを可愛がりました
頭をかいてあげたり、そっと寄りそうえるでした。
それは大人になっても変わりなく とても仲の良い2羽でした

えるたちは親鳥に育ててもらっているためか
他の子達より手乗り度は低かったけど
そのぶんとまりに来てくれた時はとても嬉しいものでした
えるは肩に乗ると顔を覗き込むくせがあって
その表情はとても可愛いくて・・・


いつまでもえると一緒の楽しい日々が続くと思っていたのに
える・・
まだ1歳になったばかりだよ


える たくさんの幸せな思い出をありがとう
またいつか君に会える日まで、その時まで
繰り返し繰り返し思い出すから・・・


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