3月13日 ファイト・クラブ  チャック・パラニューク  620円 ハヤカワ文庫  51点   映画は面白いのかな?
 
 ストーリーやアイデアは面白いと思う。
 でも、文体があんまり好きじゃない。もしかしたら訳者が悪いのか?
 映像的な感じもして映画向きかもしれないと思いつつ、といってもどうやって映像化したんだろうと思える場面も多い。
 あとになって思い返すとヒントがいろいろちりばめてあって、2回目に読んでも楽しめるかも。
keyword: 全米大ヒット映画の原作 大学のサークルの後輩お薦め

 2月24日 数学嫌いな人のための数学  小室直樹  1600円 東洋経済新報社  50点   数学の本じゃない
 
 数学の本なのか経済の本なのか中途半端。
 久しぶりに数学で頭を使った感じはする。
 数学の本質が論理であることは間違いがないが、そのことを学ぶのならもっといい本がたくさんある。
 数学について間違ったことがいくつか書かれているのは気になる。
keyword: 数学の本質は論理である!

 12月29日 ファストフードが世界を食いつくす  エリック・シュローサー  1600円 草思社  54点  情報多 
 
 知っておくべき情報がたくさん詰まっている。
 でも、面白くはないので読んだ人から内容を聞けばいいでしょう。
 印象に残っている事柄としては、牛肉を通じてO-157に感染する理由はアメリカの粗悪な食肉解体法のために肉に牛の糞が入り込むからとか、ファストフード業界が取り入れてきた教育の少ないティーンエイジャーを低賃金でマニュアル化したパートタイム労働に使うことが離職率の増加をまねくとか、いろいろ。
keyword: マクドナルド方式が、経済・社会、産業構造の根幹を崩壊させる。 安藤先生 お薦め

 12月29日 闇先案内人  大沢在昌  1667円 文芸春秋  57点  エンターテイメント
 
 GOに続いて在日の問題についての知識が増えた。
 私としてはバトルロワイヤルのほうが面白かったが。
 でも、面白くて読みやすいことは確か。
 全然違うかもしれないけど、新保裕一の『奪取』はいかが?TNが好きそうだと思うんだけど。
keyword: 追うもプロ、追われるもプロ TN お薦め

 12月29日 十二番目の天使  オグ・マンディーノ  1200円 求龍堂  53点  涙までは・・・ 
 
 アメリカ的。
 ポジティヴシンキングのすすめって感じ。
 病院の待ち時間に読んだので、タイムリーであった。
keyword: 最近、何に感動しただろう・・・ atsu お薦め

 11月18日 GO  金城一紀  1400円 講談社  57点  在日問題=将来への不安
 
 在日朝鮮人(韓国人)を主人公とした作品。在日の問題について多くふれられているのでその手の作品であることは間違いがない。
 内容はシンプルで読みやすい。
 中3の子が気に入った理由を、在日ゆえに将来に希望をもつことが難しい主人公と、現在の、将来に希望が持ちづらい日本社会に暮らす自分と重ね合わせたのではないか、と勝手に想像した。
 ヒロインの女の子がかわいい(男が喜びそうな子)。ハッピーエンドであるのがいい。
keyword: 第123回直木賞受賞 中3のフルチンお薦め

 11月18日 新ゴーマニズム宣言第10巻  小林よしのり  1100円 小学館  52点  台湾を身近に
 
 昔はこのマンガを読むと元気が出たのだが、そうはいかなかった。この本のパワーが落ちたのか、私のパワーが落ちたのか。
 台湾に関して私の持っていなかった知識が得られるということでは読んで損はない。
 ただ、アシスタントに文章を書かせている部分があって、私は小林よしのりが書いているものが見たくてこの本を買っているのだから、この部分では損をさせられた気分になる。
keyword: アジアを揺るがすゴーマン

 8月22日 始祖鳥記  飯嶋和一  1785円 小学館  60点  ロマンあり。
 
 実在した人物たちということで興味深い。
 「おのれ」を追い求めた人たちのドラマ。こういうロマンある小説が好き。
 「このミステリーがすごい!」の第5位っていってもぜんぜんミステリーじゃない。
keyword: “鳥人”幸吉の生きざま

 8月11日 ハリー・ポッターとアズカバンの囚人  J.K.ローリング  1900円 静山社  59点  まったく苦なく読める。
 
 第2巻より面白い。
 1日で読んでしまった。
 映画になったらどうなるのか見てみたい気がする。
keyword: 世界1億部突破 おすすめ

 7月22日 チーズはどこへ消えた?     スペンサー・ジョンソン  880円 扶桑社  60点  読んで損なし。
 
 とにかく読みやすい。私の今の気分とも非常に合っている。
 でも、本当にこんな風に人が4タイプにわけられはしないし、単純にホーが成功するようにも世の中はできていない。
 いろいろな示唆に富んでいることは間違いがない。
 私は、『恐怖を乗り越えれば楽な気持ちになる』 がお気に入り。
keyword: 新しい世界へ旅立つあなたにこの一冊を。 小野先生おすすめ

 8月9日 文章教室  金井美恵子  780円 河出文庫  53点  恋愛に希望を。
 
 こういうのがリアルな恋愛なのでしょうか?
 もっとロマンチックに恋愛を考えてはいけないのかなあ。
 娘の桜子の結婚に至るまでの話は印象に残ってる。
 下の『贅沢な恋愛』のところにも書いたけど、昔友人と恋愛小説について話したのだけれど、友人のお勧めはサンドの『愛の妖精』、私のお勧めは池澤夏樹の『タマリンドの木』。
keyword: 切なくリアルな恋愛模様 大学時代のサークルの後輩おすすめ

 1月28日 ヴィヨンの妻     太宰治  362円 新潮文庫  61点  やっぱり太宰は良い。
 
 久しぶりに太宰を読んだけど、やっぱり、なんて太宰って上手いんだろうと思った。面白い。
 後輩はこの本の中で「トカトントン」をお薦めしていたが、確かにこれが一番記憶に残りそうなモノだ。
 トカトントンは、誰にも聞こえるものだと思うけど、忙しい人、余裕のない人には聞こえないだろう。
 トカトントンの聞こえない人はろくな人じゃない。
 でも、トカトントンを聞いて、それでも情熱を持ち続けられるようにしなければ、素晴らしい人生は得られない。
keyword: 命がけで新しい倫理を求めようとした 20世紀を締めくくるために読む本@

 2月12日 桜の園     チェーホフ  400円 岩波文庫  49点  戯曲って・・・。
 
 戯曲という形式が、普通の小説形式に劣ることはあっても優ることはないと思うのだが、いかがだろう。
 やはり、舞台として見ることが一番の目的であるはずではないのだろうか?
 内容としては「斜陽」の方が読みたくなる感じかな。
 最後のフィールスのシーンは記憶に残るかも。
keyword: チェーホフ最後の、そして最も愛されてきた戯曲 20世紀を締めくくるために読む本A

 6月17日 トニオ・クレーゲル 
ヴェニスに死す 
 
 トーマス・マン  400円 新潮文庫  47点  ヨーロッパ的。
 
 ヨーロッパ的なレトリックをふんだんに用いた文章は、今の私には頭の中にすんなり入ってきてくれない。
 もっと余裕のあったときに読めば多くの発見があったのかも知れないが。
 内容に集中して読むことが難しかった。
 「ヴェニスに死す」は話の種として読んでおいて損はないかも。
keyword: 「生」と「精神」、感情と思想、美と倫理、相反するものの間の板挟み 20世紀を締めくくるために読む本B

 1月5日 勉強はそれからだ     沢木耕太郎  448円 文春文庫  55点  沢木耕太郎ファンなら。
 
 沢木耕太郎のエッセイとしては「バーボンストリート」の方が面白い。といっても、沢木耕太郎のエッセイは良い。
 ひとはどうしても、いつも同じことを考えてしまって堂々巡りしてしまう。それを食い止めるためには、考えてそれを書き留めていくしかないと思うのだが、沢木耕太郎が書くエッセイはそういう感じにあふれている。彼は、前へ前へと進むために書き留めていっているのだろうと感じる。
keyword: 10年を束ねる全エッセイ

 2001年 1月5日 サイバラ式     西原理恵子  400円 角川文庫  51点  サイバラファンなら。
 
 サイバラお得意のやっつけ仕事だな。でもファンだから許す。
 マンガの部分は切なさが結構いっぱいで楽しめるだろう。
 サイバラを知らない人のサイバラ入門書としてはおすすめしない。
keyword: パーソナルエッセイ&コミック

 12月23日 プラトニック・セックス     飯島愛  1300円 小学館  56点  すぐ読めるよ。
 
 文章は拙い。ただ、淡々と、淡々と語られてる。
 彼女の人生が間違っていたとか、正しかったとかそんな結論が書いてあるわけでもない。
 よく、なぜ彼女が今これを書く必要があったのかというのが話題になっているけど、確かに読んでもそれはわからない。何か区切りをつけたかったのか。だとしたら危ないな。
keyword: そうやって、生きてきた

 12月13日 オタク学入門     岡田斗司夫  714円 新潮OH!文庫  52点  私はもうオタクのパワーがないな
 
 前の方のオタクに関することの話は、私も好きなところは興味深いけど、そうでないところは余りのめり込めない。
 最後の「オタク文化論」は、メインカルチャー、カウンターカルチャー、サブカルチャー、オタク文化といった文化の流れについて論じてあって、わかりやすくて面白かった。
keyword: 東大「オタク文化論ゼミ」公認テキスト アキツキさん お薦め

11月1日 ハリー・ポッターと秘密の部屋     J.K.ローリング  1900円  静山社   55点 このまま第7巻まで読むんだろうな 
 
 「トムソーヤーの冒険」と「エルマーのぼうけん」を合わせたような感じ。それに「ドラクエ」的要素も含んでる?
 第一巻よりはややトーンダウンしてるかも知れないけど、次も読みたくなるな。
 疲れていてもこういう本なら楽しめる。
keyword: 全世界で3600万部のベストセラー・ファンタジー・ミステリー 私の大好きな美容師さん お薦め

10月9日 いとしい     川上弘美  533円  幻冬舎文庫   50点  私の今の気分には合わない
 
 私は現実的である小説、言い換えれば必然性の力に満ちている小説が好きだから合わないかも知れない。
 象徴的な表現が多い小説の場合、その表現の必然性を強く感じられないと楽しめない。
 ただ、途中で読むのを止めようとは全然考えないし、ラストの方の象徴的な表現には面白さを感じる。
keyword: 「変てこ」な愛のかたち、変容するものへの願望 モモコ お薦め

 10月 3日 こころの処方箋     河合隼雄   400円   新潮文庫   50点   小説と比較することにムリがある
 
 自分の心の状態にマッチする部分は興味深いけど、そうでないところは読むのが辛い。
 読んでいて新鮮に感じるところは少ない。
 第19章の、協力と理解をはき違えてはいけないということや、第22章の、自立と依存は反意語ではないということが頭に残った。
keyword: もともと自分の知っているはずの「常識」 Karl Svensk お薦め

  9月15日 贅沢な恋愛  林真理子他   460円   角川文庫   40点   短編は点数が低くなるな
 
 恋愛モノって感情移入ができなければ楽しめないから、受けるイメージは今の自分の状態にかなり左右されるね。
 昔友人たちと究極の恋愛小説は何か?って話したことがあったから、その中の話題に出てきたものと比べると点数が低くなるのは否めない。
 山田詠美が一番面白かったし、山田詠美って好きだけど、山田詠美では女性が主人公のもののほうが好き。
 不倫モノが多いのも気になる。
keyword: 8つのラブストーリー モモコ(渋谷先生) お薦め

  9月10日  コンセント     田口ランディ   1500円  幻冬社   55点  1500円分は楽しめると思う
 
 ニューサイエンス系なんでしょうか。それなら「聖なる予言」の方が面白い。
 謎解き感覚もあって最後まで飽きさせない。
 ちょっと癒されたりする。
keyword: 引きこもり、嗅覚異常、精神分析、シャーマン

  9月10日  BATTLE ROYALE  高見広春   1480円   太田出版   60点  1480円分は間違いなく楽しめる
 
 設定のアイデアの奇抜さで最後まで突っ走る。
 読んでいて絶対自分のクラスを思い浮かべるでしょ?
 読んだ次の日はクラスの友だちが信用できなくなってたりしてね。
 その辺も面白さ?
keyword: 中学生42人皆殺し TN お薦め