★☆★☆★☆★☆★ ★☆★☆★☆★☆★1999/4/10★☆★☆★☆★

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☆★     「おうたDeタイ語!」  タイポップでタイ語レッスン!!

 

   ♪♪♪ http://www.hi-ho.ne.jp/qwerty/sub2.htm [第六号]♪♪♪

 

 

   水鉄砲は売り切れ、人々は田舎へ帰り、バンコクは閑散とした様子

 

           嵐(ソンクラーン)の前の 静けさか?

                 

 

◆■■■■■■ ◆ 今日の玉手箱 ◆ NO.6■■■■■■■■■◆

 

  “ヤーク・ドェーン・カウ・パイ”

             (歩み寄っていきたい)

 

◆■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■◆

 

 今日は“中に入る”という動詞の「カウ」であります。

 

 友達が部屋に遊びに来ました。

 とりあえず中に入ってもらいましょう。

 

  “カウ・マー・シィ”〈中に入って〉

           (カウ・マー..中に入る)(シィ..命令の助詞)

 

 友達はトイレに行きたいご様子。

 

  “カウ・ホン・ナーム・ダイ・マイ”〈トイレに入っていいかな?〉

           (ホン・ナーム..トイレ)(ダイ・マイ..できますか?)

 

 もちろんもちろん。

 ところで、明日

 

  “カウ・ンガーン・キー・モーン”〈何時に会社へ行くの?〉

         (カウ・ンガーン..仕事に参加する)(キー・モーン..何時)

 

 えっ!ソンクラーンでお休み?

 なるほど、

 

  “カウ・チャイ・レェーウ”〈わかりました〉

      (カウ・チャイ..心に入る→理解する)(レェーウ..終了を表す助詞)

 

というわけで、「カウ」に関する表現でありました。

 

 

◇■■■■■■■■■ ♪今日のおうた♪ ■■■■■■■■■■○

 

「ソムサーン」

                 訳:狂想

 

      By: LOSO 「Best of LOSO」の一曲目

◇■■■■■■■■■♪■■■♪■■■♪■■■♪■■■■■■◇

 

 ヤーク・ドェーン・カウ・パイ・ボーク・ワー・ラック・テァー

 ウェーラー・ティー・チュー・ティー・テァー・ソン・イム・マー

 ムェアン・ダン・ローク・ニー・ソッ・サイ・クェーン・タン・ター

 ナイ・チュワン・ウェーラー・ティ・トンガーン・クライ

 カウ・チャイ・サック・コン 

 

■■

■■―〔日本語訳〕――

 

 歩いて行って君に愛してるって言いたいな

 君に逢って微笑みかけてくれる時

 まるでこの世界が輝きを増して見えてくるみたいだね

 解ってくれる誰かが必要な時っていうのはさ

 

 

カタカナ表記、日本語の全訳、タイ語表記などデラックス版は、

http://www.hi-ho.ne.jp/qwerty/sub2.htm       まで

 

■■

■■―〔解説〕――

 

 5回に渡ってお届けして来ましたLoSo特集の最後を飾りますのは、

98年度タイ・ポップス界最大のメガ・ヒット曲「ソム・サーン」です。

昨年3月の発表以来その人気は根強く、

今でも街を歩くと一日に一度は耳にする事ができます。

 

“ソム・サーン”とは、愚かな、無知なといった意味で、

人を愛するあまり気が狂わんばかりになっているこの曲の主人公の気持ちを象徴しています。

 

 寝ては夢 覚めてはうつつ幻の・・・・・遥か遠い空の下にいる愛しの人。

 

 その人は毎晩夢の中に現れては彼を幻惑し、文字通り夢中にさせます。

しかし現実には、その人からの音沙汰は、なしのつぶて。

彼女は、僕に気が無いんじゃなかろうか?彼はヤキモキしてその人に訴えかけます。

 

 “ハーク・テァー・ミー・チャイ・コ・ボーク・カン・サック・ノーイ”

               〈心があるなら何か言っておくれ〉

 

 “ハイ・コーイ・ナーン・ナーン・マン・ソム・サーン ルー・マイ・ウェーイ”

        〈あまり待たせるとおかしくなっちゃうぜ わかるかい?〉

 

 “イン・テアー・タム・チューイ チャン・エーン・チャ・バー・ターイ”

        〈あんまり君が放っておくから 僕は気が狂って死にそうだ〉

 

そしてサビの部分、彼は溢れるような希望をこめて

 

 “ヤーク(〜したい)ドェーン(歩く)カウ(入る)パイ(行く)

     ボーク(告げる)ワー(〜と)ラック・テァー(君を愛している)”

      〈歩いて行って君に愛してるって言いたいな〉と歌います。

 

この中の“ドェーン・カウ・パイ”という一節は、

直訳すると〈歩いて入って行く〉という事になりますが、

この場合は相手に歩み寄ってゆくという意味です。

 

 会いたい人に会う事が出来ない辛さを、

シメっぽさに陥らずあくまでも爽やかに歌いあげた所が、

このおうたをいつまでも心に残る名曲にしています。

僕もかつて似た様な状態を経験しましたが、

そういう時ってこのおうたの中にもあるように、

けっこう希望にあふれていて物事が輝いて見えたりするものなんですよね。

 

 さて、そういう訳で一応、LoSoの特集は今回で終りです。

アルバムごとに強い印象を与えて来れる彼等が、

これからまた、どの様に

その豊かな音楽性を展開させて行くか期待して注目して行きましょう。

 

 次回からは、

タイ国一の四十男、トンチャイ“バード”メークィンタイの特集です。お楽しみに。

 

 

=================<<<< 編集スタッフより >>>>================

 

 いよいよ来週より

 トンチャイ(Bird)の「トンチャイサービスピセート」が始まりです。

 

 トンチャイサービスでは何でも直してくれるようですので、

 日本の経済も立て直してもらいたいものですね(笑)

 

 トンチャイのCDを購入したい方はお早めにご連絡くださいね

 

≡≡≡リクエスト、音楽テキスト購入のお問い合わせは qwerty@hi-ho.ne.jp

    または、ホームページhttp://www.hi-ho.ne.jp/qwerty/

                            まで、どうぞ≡≡≡

 

 それでは、第七号の発刊予定は、4月17日です。

お楽しみに・・・

 

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