<秘書課>
秘書A「最近、時代劇にはまっててね」
秘書B「ふーん、水戸黄門とか?」
秘書A「うん」
秘書B「でも、マンネリじゃない?」
秘書A「そこが良いんだよね。何となく安心感があって」
秘書B「どうせなら印籠出す時に必ず一度間違えて別の
ものを出しちゃうとかサービスがあっても良いん
じゃない?」
秘書A「例えば?」
秘書B「この印籠が目に入らぬか!と言って携帯電話とか
出したりして。で、何か 一言」
秘書A「『うう圏外じゃあ!』とか」
秘書B「大体8時45分くらいだよね。印籠は」
秘書A「そうそう」
秘書B「たまには開始そうそう印籠が登場してさ、
残り時間は座談会とかあっても面白いじゃない」
秘書A「あと、助さんと格さんが超不仲なパターンとか」
秘書B「絶対会話しないんで黄門さんがいつも間に入って
二人に気を使って媚まで売ったり」
秘書A「そんな中で八兵衛がしっかりしてて」
秘書B「しっかり八兵衛」
秘書A「あとコントロールの悪い風車の弥七とか」
秘書B「合図に風車投げてもとんでもないところに刺さるから
誰も気づいてくれない」
秘書A「遠山の金さんも好きだな」
秘書B「でもあれって悪事の現場に乗り込んで刺青を
見せつけておいて、最後にお白州で片肌脱いで
『この桜吹雪を忘れたとは言わせねえぜ!」でしょ」
秘書A「うん」
秘書B「そこで悪人が『さあ?』とか言ったらどうするんだろ」
秘書A「『これにて一件落着』とか言って何事もなかったように
去っていく・・・」