<新製品開発部>
部下「部長!これを見て下さい。」
部長「なんだ?ただの白紙の紙じゃないか」
部下「まあ、見ててください。」
部下はエアコンの温度を上げた。
すると白紙であった紙に「TEST」という文字が浮かび上がった。
部長「何か知らんが凄いじゃないか」
部下「発色温度記憶インクです」
部長「良くわからん」
部下「ようするに一定温度の時にだけ発色するインクです」
部長はタバコをくわえて火を点けた。
部長「あぶり出しみたいなものか?」
部下「ちょっと違うけどまあそんなとこです」
部下はさらにエアコンの温度を上げた。「TEST」という文字は消え今度は「SUCESS」という文字が
浮かび上がった。
部下「発色の設定温度が違うインクを何種類か用意すれば色々使い道は
多いと思います」
部長「おお!凄いじゃないか。こうしたらどうなる?」
部長はタバコの火を紙に近づけた。
部下「あっ!駄目です!」
「SUCESS」という文字は消えた。と同時に部下は足早に立ち去った。
部長「どうしたんだあいつ。血相を変えやがって」
ふと紙をみると新たな文字が。「やーい部長の馬〜鹿。おしりぺんぺんだ」