部長「あれね。いつからそんな習慣が出来たんだろね。」
部下「私の子供の頃はありましたよ。」
部長「関西だけだろ。どうも寿司屋の陰謀のような気がしてね」
部下「あ。部長これお渡しします。」
部長は可愛らしい包装紙に包まれた小さな箱を受けとった。
部長「そうか。バレンタインか。私にかね？」
部下「はい。もちろん」
部長「開けてみてもいいかね？」
部下「どうぞ」
部長は包みを開けた。中からはＭＯのディスクが現れた。
部長「あれ、チョコレートじゃないの？何これ？」
部下「昨年度のデータのバックアップです。部長がバックアップしとけって
この間言ってたでしょう」
部長「こんな包装紙に包むからてっきりチョコレートだと・・・」
部下「包装紙があまったから何かを包みたくなっちゃて」
部長「で、チョコレートは無いの？バレンタインだよ。」
部下「あんなものお菓子メーカーの陰謀ですよ。」
部長「帰って巻き寿司でもかぶるよ・・・」
