<野球部>

部員「監督,久しぶりです。」
部長「おお、どこに行ってた?」
部員「インドの山奥でダイバダッタの元で修行してきました」
部長「レインボーマンか。思い切り古いな」
部員「で、瞬間移動の技を身につけてきました」
部長「ふーん。一応やってみろ」

部員はファーストベースに立った。

部員「監督、行きますよ。しゅうーんくわあーんいどおーううううううう。とおっ!!」
部員「瞬間移動らしくない掛け声だな」

部員はライト定位置に現れた。


部長「そんなとこに移動してどうする!」
部員「すいません。もう一回やります。しゅうーんくわあーんいどおーううううううう。とおっ!!」
部長「うわっ!!。びっくりした。急に目の前に現れるな!キスするところだったぞ」
部員「あれ?おかしいな。もう一回。しゅうーんくわあーんいどおーううううううう。とおっ!!」
部長「うるさい!!目の前でしゃべるな!」

部員はいなくなった。

部長「どこ行きやがった、あの馬鹿」

しばらくして部長の携帯電話が鳴った。

部長「おまえか!今どこなんだ?」
部員「わかりません。さっき、また失敗して仙台まで移動しちゃって。
   で、そこからもう一回移動したら変なとこに移動しちゃって、変な服着た奴らが、
   訳わかんない言葉を喋って周りで踊ってるんです。」
部長「また移動すりゃ。いいだろ」
部下「この次移動したら、大気圏から出てしまいそうで怖いんです。」
部長「じゃあな。俺は帰って犬の散歩に行くよ」
部下「監督ーーーーっ」

ガチャ。ツーツーツー



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