<野球部>

部員「久しぶりです。」
監督「おお。どこ行ってた?」
部員「台湾の陳さんの家で修行してました」
監督「誰だそれ?」
部員「クーニャン飯店のマスタの実家です」
監督「あそこは上海料理のはずだったが・・。まあいい、それで?」
部員「驚異的な動体視力を取得しました」
監督「取得と言うのか、視力は?」
部員「夕べも夜店の金魚すくいの金魚の数を数えて見事的中です」
監督「動体視力と関係あるのか?」
部員「とにかく選球眼が驚異的なんです」
監督「じゃあ俺が投げるから打ってみろ」

監督はマウンドに部員はバッターボックスに立った。

監督「投げるぞ!」

監督は投げた
部員「今のはボール一つ外に外れてますね」

監督は投げた
部員「今のはボール半分低いですね」

監督「なるほどいい選球眼だな。もう一球行くぞ!」

監督は投げた
部員「今のはど真ん中。ストライクです」
監督「じゃあ打てよ」

部員「え?」

監督「ど真ん中なら打てばいいだろ」

部員「駄目なんです。ストライクと判った時はもうボールはホームベース上なんです」
監督「そんなもん役にたたんだろ」
部員「審判なら出来ます」
監督「よし、もう1球なげるから審判の位置に立て。但しキャッチャーもマスクも無しだ!」
部員「サヨナラー」

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