<新製品開発部>

部下「部長!凄いものを作りました。」
部長「なんだ今度は?」
部下「超音速移動機です。」
部長「ふーん」
部下「これを取りつけると、人間の筋力を増幅して音速以上で移動が可能になるんです」
部長「音速と言われてもピンとこないが・・」
部下「音速は1気圧、摂氏0度で秒速331.5メートルです」
部長「ふーん」
部下「でも、これを取りつけると何と秒速400メートルで移動可能です」
部長「まあ、やってみろ」

部下は機械を体に取り付けた。

部長「体は大丈夫なのか?」
部下「はい。じゃあ行きますよ」

部下は機械のスイッチを押した。・・・・・・が、何も起こらなかった。

部長「何も起こらんぞ」
部下「ちゃんと移動してますよ」
部長「『一周まわって元の位置に戻った』なんて事は言わせんぞ」
部下「違いますよ。ちゃんと超音速で移動してますよ。0.01秒間に0.0000000025ミリ」
部長「0.0000000025ミリ?そんなもの動いたうちに入らんぞ。」
部下「これ以上はパワー不足で」
部長「是非、パワーをつけてくれたまえ。で、音速で移動して衝撃波で粉々になりやがれ」

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