月  鏡


「月鏡」
一、
夜空に浮かぶ 十五夜が
心映せる 鏡なら
私の心を 映して見せて
遠く離れた あなたのもとに
思い届けよ 月鏡
二、
十五、十六、十七夜
日毎に月は 欠けるとも
私の心は 欠けませぬ
今宵思いが 届かぬならば
次の十五夜 待ちましょう
三、
幾つ十五夜 巡るとも
届かぬ思い あるならば
月で見ている かぐや姫
雲の陰にて 涙して
思い届けと 手を合わす
okuno



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