第7章 再生機の今後について


 

ベータビデオデッキの生産は2002年に生産が終了し、8ミリビデオテープの再生機もほんの一部で生産されていますが中古品以外ほとんど手に入りません。 2011年に地上デジタル放送に完全に切り替わると、VHSビデオデッキの生産も漸次縮小され、ベータテープの運命と同じ道を歩くことになるでしょう。
そこでこうしたアナログ資産をDVDやCDにしておけば次世代DVD録画機(ブルーレイ)が主流になっても再生することができ、将来においても安心して見たり聴いたりすることが可能となります。

CDが主流となって以来、新譜レコードが殆ど市販されていないためレコードプレーヤはほとんど生産されませんでしたが、最近になって通販などで新商品としてよく見かけるようになりました。大切なレコード資産をお持ちの方にはうれしい限りですが、一般の方にとっては、今更レコードプレーヤを買って聴こうと思われる方は少ないと思います。やはり、手軽に聴けるCDに変換した方が便利ですね。また、レコード盤の劣化は時間と共に進みます。そうなる前にデジタル化をしておいて大切な音の資産を将来に残すことを勧めます。

サンプリングレート(192,000Hzまで可能)やビットレゾリューション(24bitまで可能)を高くすることでより原盤に近い音を取り込むことも可能になってきておりますので、将来にわたり高い品質で音を残すこと目的としてデジタル化することは重要になってくるかもしれません。ただしこの場合、市販のCDプレーヤでは聴けませんが。


 

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