<古代都市エル・タヒン:メキシコ合衆国> メキシコシティーの東、メキシコ湾岸の近くに位置するエル・タヒン。ここは紀元100年頃から1000年あまりにわたり、メキシコ湾岸をリードする文明都市であった。トルテカやアステカの攻撃を受けて都市を放棄するまで、マヤとテオティワカンの文化の交流点として栄えた。この地のピラミッドの特色は多くの窓のような窪みがある点である。その窪みの数は365であり、暦と関連していると考えられている。また、レリーフもきめ細かく残り、当時の宗教観や暮らしがわかる。今、エル・タヒンは森林の中にひっそりとたたずみ過去の栄華を旅行者に伝えてくれている
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