鎌倉さくら日和

    

34歳を迎えた4月1日の昼下がり・・・

思いのままに「鎌倉」へと足を向けた。

なぜか無性に江ノ電に乗りたくなり、そそくさと京王線、井の頭線と乗りつぎ

下北沢から小田急線で藤沢駅へと向かう。

快速急行を使えば、あっという間に湘南の風に包まれる・・・

まるで「タイムマシン!?」のような小田急線はホントに魅力的な乗り物だ・・・

 

「江ノ電のりおりくん(一日乗車券)」を購入し、とりあえず藤沢駅から鎌倉駅へと向かった。

「腰越駅」あたりを過ぎると湘南の海が目の前に広がり、まさに気持ちは桑田佳祐・・・

 

海にはやたら黒い点が点在し、「トドの群れ」が多いななんて思っていたら

実は多くのサーファー達・・・

周りから笑われてしまう始末・・・なんとも恥ずかしい・・・

 

いろんな種類の人たちでごった返しの魅力あふれる電車に揺られ、終点の鎌倉駅に到着。

この日は気温24度と散歩には半袖で充分!

春の訪れを告げる心地よさがたまらないポカポカ陽気・・・

 

「小町通り」は多くの人で賑わっている。

そして満開の桜並木が1キロほど続く「若宮大路」はまさに桜のトンネル・・・

これこそ日本の良き文化の象徴だと心底思ってみたりした。

そんな素晴らしい日本文化に揺られ、日本そばの有名なお店へ入り、

「自然薯とろろそば」と「薬味そば」をかっ喰らう!(もちろんビールも忘れずに・・・)

 

満腹ほろ酔い状態で、とりあえず「鶴岡八幡宮」へと足を向けた。

「大銀杏」を横目に神様から誕生日の祝福を授かり、お約束のおみくじを引いてみた・・・

結果は・・・「小吉」

34歳は、なんとなく小さくまとまってしまうのかと一抹の不安を抱えるが、果たして・・・

 

あっという間に時間は過ぎ去り、夜は江ノ島本島へ海風のシャワーを浴びに行く。

月夜に照らされながらも、やわらかい雨が降り注ぎ、波の音とのコラボレーションが

気分をいっそう心地よくさせてくれる・・・

時間も時間だったのでメインストリートの「弁財天仲見世通り」は閑散とした雰囲気だったけど、

それが、なぜかとても遠くへ来たという錯覚に陥らされる・・・

 

江ノ島にはいつの間にか、温泉スパリゾートが建てられており、温泉もいいな〜なんて思いつつも

江ノ島名物「生しらす」と「サザエ」を食べさせてくれるお店へと足を向けた。

「酒」も「刺身」も「生しらす」も「サザエ」も「話」も何もかも美味かった!

 

都内から1時間ほどで来れてしまう魅力溢れるこの町は、

まるで時の流れを遡る「時空のオアシス」のようだった・・・

そんな僕の思いつきのミニ旅に付き添ってくれた「Rちゃん」「Sくん」「Nちゃん」、ホントにありがとう!

とてもハッピーな誕生日が過ごせました!

  

拝 マーボ

         2007年4月3日 13時33分 オフィスにて