翼の折れないエンジェル

 

今、仕事で京都に来ています。

今日は京都の一大イベント「時代祭」を取材し、その「祭り行列」のスケールの大きさに

さすが、歴史ある街「京都」だな〜っと改めて感じ取る事が出来た。

明日の日中は比較的時間に余裕が出来るので、東山の霊山護国神社へ

坂本龍馬さんのお墓参りにでも行き、京都市内をちょっと満喫しようと思っている。

そう、坂本龍馬さんは僕の青春時代に多大な影響を与えてくれた、歴史上の人物のひとり・・・

 

そんな歴史人との出会いとは違う巡り会い・・・

人は人生の中で切り離すことの出来ない「音楽」との出会いがあるもの。

僕はそのアーティストの一人として挙げるのが「中村あゆみ」さん。

 

あるきっかけで、あゆみさんの野外ライブを目の当たりにし、

オーラスの曲で「翼の折れたエンジェル」が披露された1986年の夏・・・

当時中学生だった僕は、その場であゆみさんに魅了された!

あゆみさんの知識も全く無く、誘われるがままに足を運んだライブで、

唯一知っていた曲、心奪われた曲が「翼の折れたエンジェル」だった。

今でも、あの神宮球場での光景と衝撃は、僕の心の中に貴重な一枚のページとして残っている・・・

 

そして22年の時を経て、あゆみさんと直接話す機会が訪れた・・・

彼女はたくさんの苦難を乗り越え、今を一生懸命生き、純粋に音楽を楽しんでいる素敵な女性だった。

僕の発する言葉に対し熱い眼差しで聞いてうなずき、眼の奥から発する優しさの放射線が、

僕のハートを20年前のあの神宮球場にタイムスリップさせた・・・

あゆみさんの発した言葉で、印象的だったのが、「やっぱり音楽を続けていて良かった!」と・・・

先日、東京国際フォーラムで行われた「朝のヒットスタジオコンサート」で

久々にあゆみさんの歌声を聴いたとき、そのパフォーマンスの完成度の高さに心から感動した・・・

 

「継続は力なり」と美しい言葉があるように、僕も音楽をいつまでも奏でる事を忘れずに、

まさに「翼の折れないエンジェル」ごとく、この先も歩み続けて行けるといいな〜と思った。

掴んだ感動は心の中でいつまでも燻り、やがて熱き炎の源となり、人生の糧となっていくのだろう・・・

 

 

拝 マーボ

               2008年10月23日 0時34分 京都・京阪ホテルにて