The Swell Season

 

 先日、渋谷の「DUO -Music Exchange-」に「The Swell Season」のライブを観に行ってきた。

あの心打たれた映画「once ダブリンの街角で」の主役2人 グレン・ハンサードと

マルケタ・イルグロヴァによるデュオ「The Swell Season」の2度目の来日公演だ。

 

 昨年、インターネットで来日公演を知り、先行予約をマカオから行い、

運良く整理番号も早い方だったので、座席は真ん中の前から2列目と

とても贅沢な席に座る事が出来た。

まさかこんなにも早く2度目の来日を果たし、生であの歌声を聞けるとは思っていなかったので、

本当に心から待ち望んでいた公演だったのだ。

 

 最初はグレン1人が登場し、目の前でマイクを通さず、「Say It To Me Now」を

あの例の穴の空いたTAKAMINEのギターで披露してくれた。

その生歌の迫力と、ギターの熱いストロークにライブ開始直後で目頭が熱くなる・・・

そして、映画のワンシーンが鮮明に思い出され、涙する・・・

 

 グレンの生声を思う存分堪能し、ピアノのマルケタと今回のバンドメンバー

「The Frames」のメンバーが登場・・・ アイリッシュ魂溢れる数々の名曲が披露された・・・

グレンとマルケタが見つめ合い、リズムを確認し呼吸を合わせる姿は

映画のシーンそのもので、映画の宣伝告知と同じように、

「言葉と愛を超える珠玉のメロディ、心を包み込む歌声」そのものだった。

 

 グレンは曲を披露する前に必ずその曲の解説を話し、

一生懸命にその歌が含む意味のような事を、分かりやすく説明してくれた。

その姿が愛らしくもあり、またユーモアに溢れていて、

ひとつの歌に対する熱意を心から感じることが出来た。

僕はそのステージアクトに何ども涙が溢れ、あっという間に時間が過ぎていった。

 

 2009年、最初に見たライブが優しさにありふれ、心深く刻み込まれたライブだったので、

今年もなんとなく穏やかに過ごす事が出来るのかな〜っと思ってみたりした今日この頃・・・

 

今日は、年に1度のハーフマラソン!  早く寝ないと・・・ 

 

拝 マーボ

                   2009年1月18日 1時5分 自室にて