願い届かず・・・ 東京オリンピック招致

 

 10月2日の深夜は、とても貴重な瞬間を目の当たりにした・・・

なぜなら「2016年オリンピック・パラリンピック」の開催都市決定の瞬間を、

東京都庁内でリアルに体感出来たからである。

会場には、過去日本に栄光をもたらした数々のアスリート達や、

政府関係者、都議会議員の方などが一同に集い、その決定の瞬間をみんなで見守った・・・

 

 思い起こせばおよそ3ヶ月前・・・

僕が勤める会社の新規事業を、「2016東京オリンピック・パラリンピック招致委員会」へ

アプローチをかけてみたところ、是非お話をさせて頂きたいとの連絡を受け、

それが実現した僕にとってのちょっとした成果・・・

そしてこの3ヶ月、東京への招致の瞬間をなんとか素晴らしい形で表現出来ればと必死に考えた・・・

結果は本当に残念だったけど、とても素晴らしい経験が出来た。

 

 国際映像から配信される「東京最終プレゼンテーション」はとても素晴らしく、

他に国にも劣らない明確なビジョンが記されていた・・・

1回目の落選投票で、最有力候補「CHICAGO」の都市名が告げられると、

東京開催実現が僕の胸にこみ上げてきた。

しかしその数分後、2回目の落選投票で「TOKYO」の名が告げられると、落胆・・・

およそ3年半の月日をかけ、東京開催実現に動いていた招致委員の方々の悲しみに比べ、

僕の落胆なんかは比較にはならないけど・・・ 

 

 この世に生を授かり、日本でオリンピックが開催されるなんて夢にも思っていなかった・・・

2002年のサッカーワールドカップ自国開催も、本当に夢のようなひとときだった・・・

その実現の一歩手前の瞬間を、東京都庁内で見守ることが出来たのは、

僕の人生において、本当に大きな財産になった・・・

 

 世界経済の流れからリオで開催される事は、とても喜ばしいことであり、

貧困の差が激しい南米での開催は、未来の子供達への希望溢れた最高の夢舞台が与えられた思っている。

次の2020年招致に、再び東京が動くかはまだ分からないけど、

今回、招致活動に少しでも関われた事は嬉しかった!

あの時の感情を再び感じられるよう、頑張って行かねばと思った今日この頃・・・

 

拝 マーボ

                   2009年10月4日 12時40分  自室にて