月が微笑むとき・・・

 

満月の夜は、オオカミの遠吠えがとてもよく似合う。

そんなクールなシチュエーションは残念ながら僕の中には無い・・・

月は僕の感情をリアルに表現してくれる代理人みたいな存在だ。

夜空を照らす月明かりは、人それぞれの感情をそれぞれが感じ取って

表すことが出来ると思う。

時には力強く・・・時には哀しみを降り注ぐように・・・

太陽は明るすぎて比較にならない。月明かりだからいいんだよね・・・

僕はよく歌の中で月を表現する歌をいくつか歌っているんだけど

初めて外国の人に恋をした時に作った『DANILA〜月の微笑み〜』も

その一つ・・・

月明かりが微笑みかけていたあの夜道を僕は一生忘れないと思う。

確かに月が僕に向かって微笑みかけていた!

でも、歌が完成したときに月は、すでに普通の表情に戻ってしまったけど・・・

 

それにしても、この時期の月を見るのがとてもいい!

なぜなら、冬の夜空には地球から見える恒星の中で

もっとも明るい『シリウス』が月と一緒に輝いているからだ・・・

なぜか僕は『シリウスに向かって・・・』という言葉が好きだ!

そう、いつかはシリウスに向かって歩いていき、途中、月に立ち寄って

ウサギがついた餅をパクついて、夜空を散歩したいと思っている。

冬の夜空には、ありあまる想像と夢が果てなく存在する。

月明かりに照らされた僕は、永遠の道化師みたいに

散歩に出かけて行くのだろう・・・

たまには、月明かりを敏感に感じ取って

月と会話してみるのはいかがですか?

月は必ず、それに応えてくれると思いますよ!

 

拝 マーボ

           2006年1月21日 3時45分 自室にて