戦争を改めて考える

　今日、８月１５日は６５回目の終戦記念日。

各局のテレビ放送では、戦争ドラマや特集などを組んで、改めて戦争の悲惨さ、悲しみを振り返る・・・

そんな番組を見て、僕は毎年思う・・・

戦争を体験して、たくさんの悲しみを抱えて生きてきた人たちの気持ちに共感は出来ないと・・・

　なぜなら僕はもちろん戦争を体験したこともないし、そんな悲惨な状況に遭遇した事もない。

恵まれた環境で生まれきて、親の愛情に深く守られ、今も幸せに生きている。

戦争を体験した人たちの気持ちを軽々しく「共感して悲しみを共有しています」なんて、

口が裂けても言えないし、そんな事を思う自分が情けなくなってくる。

でもその「悲惨な真実」「悲しみの現実」を教えられ、知っているという事を、

これからの未来に伝え続けることは出来るはずだ・・・

　今、日本は平和になり、昔の人たちが思い描いていた理想郷になっていると思う。

でも、その理想郷でも、考えられないような悲しい事件が数多く起こっている。

親を殺してしまう、友達を殺してしまう、さらには自分の子供を殺してしまう・・・

そして、犯罪の低年齢化・・・

そう、誰もが戦争という「悲惨な真実」を知って、心に刻んでいれば、

そんな極悪な気持ちは、生まれないはずだと思っている・・・

　ひとそれぞれに幸福論はあると思うけど、戦争ほど悲惨な現実はないと僕は思う。

戦争を体験したことのない僕らだからこそ、絶対に悲しみを繰り返してはいけない国を、

築き上げて行かなければならない。

それは人に対する優しい気持ち、思いやりの気持ちを一人一人が常に持って、

生きて行く事が一番の近道だと思う。

そうなれば、優しさで溢れた国になり、本当の世界平和に一歩近づくはずだと。

そう、これは僕の理想論・・・　でも不可能ではないと、今も思っている・・・

二度と悲惨な戦争を生まないためにも・・・

拝　マーボ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０１０年８月１５日　２２時４７分　　自室にて