ライク・ア・ローリング・ストーン

                  詞・曲/Bob Dylan  訳詞/斉藤 将之

 

 

 昔あんたはいい身なりして 乞食にも金を投げてやってたな

 誰もが「気を付けな、落ちるよ」と冗談みたいに思ってた

 うろついている奴等を 笑いものにしていたね

 今あんたは元気に振る舞わない 今あんたは自慢も欲しがらない

 次の食事にありつくじゃまになるだけだ

 どんな思いかい どんな思いかい

 宿なしになるって 誰も君を知らない

 ライク・ア・ローリング・ストーン

 

 一流の学校へ行ってたんだろう でもずいぶん絞られていたんだろう

 誰も宿なしの生き方なんて教えちゃくれない 自分で見つけろよ

 関係ない世界だったよ あのミステリートランプのような気持ち

 アリバイなんて欲しがらない 空っぽの心を取り出そう

 どんな取り引きがあると言うのかい

*どんな思いかい どんな思いかい

 ひとりぼっちになるって 帰る家もない

 誰も君を知らない

 ライク・ア・ローリング・ストーン

 

 振り向いて見もしなかったね 手品師やピエロの誘うおかしさに

 ほかの連中を好き勝手に使う事が悪い事だと思わない

 ピカピカの馬に乗ってた えらそうな奴よ

 シャムネコ肩に乗せてた あいつさ

 気が付いた時にはもう遅い 絞りとれるだけ絞り取って

 奴は君のそばからおさらばさ

 (*Repeat)

 

 すべてが夢のお姫さま達 プレゼントの交換にも金かける

 君はそのダイヤの指輪をはずし 質屋にいれた方がいいみたい

 楽しませてもらったよ ナポレオンとあいつの吐いた言葉に

 なぜにあいつの所に行かないの 得るものも失うものもないだろう

 透明なんだから秘密も隠せない

 (*Repeat)