[水に関する本その2]

           「水道の水は飲んではいけない」
     この危機から自分をどう守るか
  暮らしを守る会調査部編
  
  青春出版社
  1980.12.10
  237頁
  730円 

 

今度はがらりと変わってハウツウものとでも言うべき本を数冊紹介します。
日本は山紫水明の地として知られ、降水量も多く、自然水のおいしさは世界一といわれていました。しかし、それは昔の話。今の日本の水はいかに汚れているか、いかに危険なものを含んでいるか、嫌になるほど実例を挙げて述べられています。
イタイイタイ病や水俣病を初め、塩素消毒が生むトリハロメタン、その他発ガン性物質の水道水からの検出、マンション等の受水タンクの汚染の例等々。
それらから自分を守るための自衛手段も述べられていますが、この部分はもっと突っ込んで、もっと具体的に書いて欲しいと思います。
付録として「水道便利事典」「水とからだの重大関係」「水道の歴史」等が載っていますが、付録としてはもう少し詳しく載せて欲しいと思いました。


 「”小さな水”があなたを救う」
  水を変えれば健康になれる

  林 秀光
  KKロングセラーズ
  1991.4.6
  233頁 850円

 

水は水素原子が2個と酸素原子が1個で出来ていますが、単なるH2Oではなく、それが5個以上集まって、ぶどうの房のようにつながっている、と言われています。これをクラスターと呼びますが、このクラスターが小さいものを本書では「小さな水」と呼んでいます。
おいしい水と言われている水は、カルシュウムやマグネシュウム等のミネラル分が適度に含まれており、クラスターが小さくなっているようです。そして世界でも長寿村と呼ばれ土地の水は小さな水だそうです。

本書は悪臭便の話からはじまります。「便は健康のバロメーター」と言われますが、便が臭いのは大腸内に発ガン性の悪臭物質が溜まっている証拠で、いつまでもそんな臭い便をしているとガンになる、と著者な警告しています。
人間の腸内には百兆個もの微生物(腸内細菌)が住んでいますが、著者の主張は「二重臓器説」で腸内細菌群をひとつの臓器として捉え、その臓器を活性化することが、便の悪臭を取り除き、健康のもとである、そして「小さな水」が腸内微生物を守り、悪臭物質を取り除くとといています。

私自身も、運動不足や不摂生が重なったり、肉食が続いたりした時は便が臭いし、体調もかんばしくないですが、適度な運動をし、野菜食を多くとれば便の匂いはしなくなり、体調も良いことは何度も体験しています。
この小さな水は、電解水生成装置で、アルカリイオン水として作れます。装置にも色々とあるようで、使っている人の声もまちまちのようですので、私はまだ使用していません。

 


「水があなたの病を癒す」
  林 秀光
  
  KKロングセラーズ
  1995.8.10
  266頁
  950円

上記と同じ著者の本です。著者がその後「新しい水の会」を設立して、前書でも取り上げられている「二重臓器説」を発展させ、アルカリイオン水(還元水)の効能の普及に尽力されているようです。本書では、活性酸素が万病の源であり、それを防ぐには還元水が必要である、と説いています。前書で取り上げられている内容と重なる部分も多いですが、これは著者の持論ですから著作に表れるのは当然でしょう。人の健康にとって、水が非常に重要であることは十分に納得出来るし、説得力のある著作です。しかし、電解水生成器はいろいろと出回っていますが、中にはいかがわしいようなものもある様です。また、水を変えただけで良くなる、とは一概には言えないと思います。
食生活、ストレス、運動不足、飲酒、喫煙等々、現代人を蝕んでいる色々な要因が病を産む要因なのは間違いない事実でしょう。

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