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例のとおりの案で処分されたとすると、これらは実際の処分では繰り越された未処分利益を今期中の日常取引として処理をします。
借方側 | 金額 | 貸方側 | ||||||
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| 振替する金額 |
| ||||||
| (反対符号)配当金の額 |
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| (反対符号)役員賞与金の金額 |
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| 振替する金額 |
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借方に属する勘定科目で記帳する場合などで金額の符号を反対にしなければならないときもあるので注意して下さい。
また期首の未処分利益と期末の未処分利益との残高は違ってくることもあるので注意して下さい。
しかし、これらの処分は総て資産勘定内で行なわれ損益勘定には影響を与えませんので、期首と利益処分案の承認時は、時間的ずれがあっても利益処分は前期末の直後に行なわれたものと考えて良いと思います。
ただし前期末の貸借対照表・損益計算書は利益処分前のものです。
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前期─────────────────
未処分利益+当期利益=当期未処分利益
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繰越─────────────────
期首の未処分利益=利益処分株主総会後処分額+当期未処分利益の残高