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法人の決算処理をする

商品の棚卸し・固定資産の減価償却など通常決算処理をした後、暫定利益を次のように配分して暫定利益を0とすることが決算処理となります。

<<利益の確定>>
(借方)(貸方)
 流動負債
暫定利益→
納税充当金
当期未処分利益
納税充当額
当期利益

純資産の部
←特別損失

つまり、収益勘定のアンバランス(借方暫定利益)を納税充当額(特別損失)と当期利益(特別損失)に、資産勘定のアンバランス(貸方暫定利益)を納税充当金(流動負債)と当期未処分利益(純資産の部)にそれぞれ割り振ります。
この結果、当期暫定利益は0となり当期末の貸借対照表、損益計算書ができます。
次のように仕訳をします。

仕訳の方法の一例:

借方側金額貸方側
貸方貸方・資産勘定流動負債納税充当金
当期暫定利益の金額の一部
借方借方・収益勘定特別損失納税充当額
貸方貸方・資産勘定純資産の部当期未処分利益
当期暫定利益の金額の残り
借方借方・収益勘定特別損失当期利益

*注:当期暫定利益 =「当期暫定利益の金額の一部」 + 「当期暫定利益の金額の残り」

上の仕訳例は一例としてあげただけです。
他の仕訳法によって決算処理をしてもかまわないですし、決算処理をしなくてもかまわないです。
プログラムの実行上には何の影響も与えません。

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