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財務分析科目を設定する

「財務分析」の帳票を出力させる為には分析を行なうための勘定科目名を設定しなければなりません。

分析を行なうための勘定科目名を設定するには:

「メインメニュー」「ツール」「財務分析科目の設定...」コマンドを使用します。

アウトラインビューを使って勘定科目名を編集します。

アウトラインビューの使い方については「科目名を一括して登録する」を参照してください。

財務分析科目の設定の説明:

現金・預金科目

現金と当座預金、短期の定期預金、即座に換金できる有価証券など。
流動資産に属する科目の中から選択します。

売上債権科目

受取手形、売掛金など売上によって生じた債権科目。
流動資産に属する科目の中から選択します。

買入債権科目

支払手形、買掛金など仕入により発生した最長1年以内に支払う債務科目。
流動負債に属する科目の中から選択します。

人件費科目

給与手当、福利厚生費などの人件費関連科目。
販売費一般管理費に属する科目の中から選択します。

利益以外の付加価値額科目

付加価値額とは、企業の資源を投じて一定期間経営した結果、新たに生じた価値のことです。
付加価値額=利益+人件費+支払利息+租税公課+減価償却費。
となります。このうち「利益」は最新の税引き前暫定額を自動的に計算して加算するので、その他の項目に該当する勘定科目名を設定します。
人件費科目  と重複して設定する科目名がありますが、重複して設定します。
なお、減価償却費は付加価値額に加えないとする理論もあります。
販売費一般管理費及び営業外費用に属する科目の中から選択します。

従業員数

一人当たりの生産性の計算基礎となります。場合によっては0.5人などの働きに応じた数にする方法もあります。

売上原価の内の固定費科目

売上高に関係なく生じる費用を固定費といいます。
固定費=一般管理費+営業外収支の差+「売上原価の内の固定費科目」-「一般管理費の内の変動費科目」
「売上原価の内の固定費科目」があれば設定してください。
「一般管理費の内の変動費科目」は別項目で指定された科目名を自動検索し、一般管理費+営業外収支の差は自動計算をします。
売上原価に属する科目の中から選択します。

一般管理費の内の変動費科目

売上高に比例して生じる費用を変動費といいます。
変動費=売上原価+「一般管理費の内の変動費科目」-「売上原価の内の固定費科目」
「一般管理費の内の変動費科目」があれば設定します。
「売上原価の内の固定費科目」は別項目で指定された科目名を自動検索し、売上原価は自動計算をします。
販売費一般管理費に属する科目の中から選択します。

棚卸資産科目

棚卸資産に含める科目。
流動資産に属する科目の中から選択します。

集計はそれぞれ指定した科目グループの中から検索して集計します。

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