通常の決算処理:

商品ごとの棚卸と評価

固定資産の原価償却

費用収益の繰越、見越計算

各引当金の計算と処理

特殊売買における期末処理

所得税、法人税の処理
1.から5.までは日常の取引として処理をしておきます。
6.の所得税、法人税の処理を行なうことで利益確定をして、貸借のバランスをとります。
決算処理とは、事業年度の終わりにあたり、諸帳簿の締切を行ない損益計算書と貸借対照表を作成することです。
このアプリケーションの場合、資産勘定及び損益勘定それぞれのアンバランスを、「当期暫定利益」という名称で表示します。
このアプリケーションではそのアンバランスを、自動的に解消することはしません。
決算処理とは、そのアンバランスを解消するための仕訳入力をしてバランスを取らせることにほかなりません。
通常の決算処理は次のようなことを行います。
商品ごとの棚卸と評価
固定資産の原価償却
費用収益の繰越、見越計算
各引当金の計算と処理
特殊売買における期末処理
所得税、法人税の処理
1.から5.までは日常の取引として処理をしておきます。
6.の所得税、法人税の処理を行なうことで利益確定をして、貸借のバランスをとります。
概念を示すと以下のようになります。
貸借対照表 | 損益計算書 | |||||||
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開始記入 ~ 期首 |
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損益勘定は総て0 期首資産状態 |
期首 ~ 期末(決算処理前) | 1会計期間(1年) 上記・下記の@部分は期末未処分利益額(繰越利益) 各種取引の発生により貸借対照表・損益計算書それぞれの貸借バランスがくずれてくる。 |
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貸借対照表 | 損益計算書 | ||||||||||||||
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期末(決算処理前) ~ 期末(決算処理後) |
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貸借対照表 | 損益計算書 | |||||||||||||||||
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期末(決算処理後) ~ 繰り越し処理 |
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開始入力時、資産勘定の貸借バランスがとれていたのが日常取引の発生により、残高試算表レベル(貸方科目全体、借方科目全体)では貸借バランスはとれていても、貸借対照表・損益計算書それぞれでは貸借に差額が生じてきます。(暫定利益=>借方、貸方それぞれ反対側に同額)
通常の決算処理の1.から5.までの処理をした後,実情に合う適当な科目に暫定利益を配分して0とすることが決算処理となります。