◤概要

国土交通省国土地理院から配付されているWindows用の「TKY2JGD」と同じ機能を提供するアプリケーションです。
「TKY2JGD」の全機能の他に、幾つかの機能を加えてあります。
◤プログラムの仕様
- Mac OS X 10.7.x。
- 日本語,English,Germanの3か国対応ですが、ヘルプは日本語のみです。
- Xcode 4.2の開発環境で開発したObjective-Cのプログラムです。
◤Webサイト
地域毎のパラメータファイルは国土地理院の
TKY2JGDダウンロードサイトからダウンロードしてください。
国土地理院からは、昔懐かしいlzhの「自己解凍」形式のファイルで配布されています。拡張子がEXEの「座標変換パラメータ・ファイル」のうちいずれかをダウンロードします。全国版であっても小容量なので全国版で良いと思います。拡張子EXEをlzhに無理矢理変えると、lhaやStuffIt Expanderなどで展開することができることがあります。展開するソフトウエアの仕様によりますので、今後どうなるかは判りません。ほかにWindows用の「プログラム」も配布されていますが、BLconverterを実行するには不要です。
◤機能
- 旧日本測地系(TokyoDatum:ベッセル楕円体)に準拠した座標値を、世界測地系(日本測地系2000=ITRF94系)の座標値に変換します。
- 前記の逆変換をします。
- 地域毎のパラメータ・ファイルから変換パラメータを読み取るか、または3パラメータ法により変換します。
- キーボードからの入力値を一点ずつ変換します。
- 国土地理院指定のフォーマットで記録されたファイルから一括して読み込んで変換します。
- バイリニア補間の状況を画面に表示します。
- 国土地理院の承認を得て、「TKY2JGD」のヘルプファイルを一部変更したものを「ヘルプ」コマンドから読めるようにしてあります。
- 以下は「TKY2JGD」には備わっていない機能です。
- 国土地理院からのジオイド高数値データファイルがインストールされていれば、ジオイド高をついでに読み取ります。対応するデータ形式は5kmメッシュのjgeoid96.datと、2kmメッシュのgsigeome.ver2,gsigeome.ver3,gsigeome.ver4,gsigeome_ver5.asc,gsigeome_ver5.xmlです。ver5から追加されたXML版にも対応しますが、一度だけ13MB弱の.plistを同一フォルダーに自動作成するときに700MBくらいのメモリを使います。.plistが作成された後では90MB程度のメモリが使われます。国土地理院からはWindowsやLinux用の「プログラム」も配布されていますが、BLconverterには不要です。ダウンロードして展開された.ascまたは.xmlファイルを任意のフォルダーに配置することがインストールするということです。
- 国土地理院数値地図50mメッシュ(標高)のデータがインストールされていれば、標高をついでに読み取ります。
- 基盤地図情報(数値標高モデル)10mメッシュのデータファイルがインストールされていれば、標高をついでに読み取ります。国土交通省国土地理院から配付されるデータには2種類ありますが、JPGIS 2.0(GML)形式の方だけに対応します。JPGIS2.0形式には対応しません。zip形式で圧縮されたファイルがダウンロードされますが、展開についてはこのプログラムで対応しません。総てのデータをダウンロードする必要はありません(総てをダウンロードすると62GB弱になります)。展開後のフォルダーまたはファイルを任意の場所に配置してください。国土交通省国土地理院から配付されるファイルの名前は絶対に変更しないでください。フォルダー形式で配布された場合には、フォルダーをそのまま配置するか、またはフォルダー内のファイルのみを配置してください。どちらでも構いません。フォルダーを配置する場合には、フォルダー名を絶対に変更しないでください。各フォルダーまたはファイルは総て同じ階層に並べてください。これらのフォルダーとファイルとを格納するフォルダーの名前は任意です。またフォルダーを作らずに、メディアに直接格納しても構いません。検索するデータの量が莫大なので、検索には一時的に、大量のメモリ資源とCPUの高い負荷と長時間を要します。
- 国土地理院が配布している、地震などに伴う地殻変動による位置の変化を補正する座標補正パラメータ・ファイルがインストールされていれば、補正値を表示します。また標高版にも対応します。インストールされたパラメーターファイルを総て読み取って、累積値により補正します。国土地理院からは、昔懐かしいlzhの「自己解凍」形式のファイルで配布されています。拡張子がEXEの「座標補正パラメータ・ファイル」のうちいずれかをダウンロードします。Windows用の「プログラム」は不要です。拡張子EXEをlzhに無理矢理変えると、lhaやStuffIt Expanderなどで展開することができることがあります。展開するソフトウエアの仕様によりますので、今後どうなるかは判りません。展開した拡張子.parファイルを任意のフォルダーに配置することが、インストールするということです。BLconverterはBLconverterで指定したフォルダー以外に配置されたパラメーターファイルは読み取りません。標高の補正は、「標高補正パラメータ・ファイル」がインストールされていて標高の「自動計算」が有効になっている場合に限って補正します。補正した量は「補間の表示」ビューの最下段に表示されます。座標補正と標高補正のパラメータ・ファイルの格納場所はBLconverterでひとつしか指定できないので同一フォルダーに格納します。標高補正パラメータ・ファイル名の拡張子の前についている_hという文字は削除しないでください。
- 地域毎のパラメータファイル、基盤地図情報(数値標高モデル)10mメッシュなどのファイル指定は~/Library/Prefernces/com.SatoAkira.BLconverter.plistを編集してURL指定をすることもできます。ただしhttpプロトコルなどでは処理速度が極端に低下すると思います。
- メイン画面に入力されている点を、Google MapsなどのWebサイトでピンポイント検索します。
- 写真などのJPEGファイルに記録されたExif/GPS情報から緯度・経度を読み取ってメイン画面の緯度・経度欄へ転送できます。逆にメイン画面の緯度・経度欄の値をキーボードから打ち込んでJPEGファイルに書き込むことができます。但しMac OS Xのフレームワークの仕様により有効桁数6桁程度に精度が落とされます。iPhotoからマウスドラッグできます。iPhotoで管理されているJPEGファイルに位置情報を書き込むことはできますが、iPhotoからはその位置情報は読み込まれません。iPhotoは位置情報を~/Pictures/iPhoto Library/AlbumData.xmlファイルで管理しています。
- UNIXのコマンドから一括変換をする。
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- 変換元のファイルのフォーマットは国土地理院指定のものとは異なります。
- ジオイド高のデータとしてXML版を選択してあって.plistが作成されていない場合には、約1GBのメモリが使われます。
- 詳しくはヘルプの「Tips」を参照してください。
- 変換元のサンプルファイルsample.blcvをこのサイトに置いておきます。
- コマンドの一例
- % ~/Applications/BLconverter.app/Contents/MacOS/BLconverter http://www.hi-ho.ne.jp/sato-akira/blconverter/sample.blcv ~/Desktop/sample.rtf jgd
- (注)~/Applications/はBLconverterをインストールしたディレクトリです。~/Desktop/sample.rtfは変換結果を格納するファイル名です。jgdは変換する測地系の名称です。tkyとすると旧測地系へ変換します。
◤使用上の注意
- 「TKY2JGD」での変換結果と、緯度・経度で0.00001秒、座標値で0.1mmの差が現れることがあります。「TKY2JGD」もBLconverterもdouble型の実数値で計算していますが、その計算精度ぎりぎりのところなのでどちらも正しいとしか言えません。
- 国土地理院25000分の1地形図の取り扱いについては、国土地理院のサービスの利用規定を遵守してください。
◤バージョン履歴
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- 10.7.3: 国土地理院が配布している、地震などに伴う地殻変動による位置の変化を補正する座標補正パラメータ・ファイルに対応しました。
- 10.7.2: XML形式のジオイド高データの読み取り方法を改善しました。
- 10.7.1: XML形式のジオイド高データに対応しました。
- 10.7: JPEG-Exifから位置情報を読み取るようにしました。
- 10.6.1: 幾つかの改良をしました。パラメーターファイル・ジオイドファイルなどの設定については、旧バージョンと互換性がありません。再度、設定してください。
- 10.6: 地図検索サイトのいくつかに仕様変更があったので、修正しました。
- 2.3: 地域毎のパラメータファイル、国土地理院数値データ2kmメッシュ(ジオイド高)、50mメッシュ(標高)のデータファイル指定をURL指定に変更しました。従って、以前のバージョンを使用していた方は、再設定をする必要があります。「地価マップ」の検索方法が変更されていたので対応しました。「ご利用にあたって」ページへ飛びますが、「職業を選択」して「同意する」をクリックすれば地図が表示されます。
- 2.2: 国土地理院から配付される基盤地図情報(数値標高モデル)10mメッシュ・データがフォルダー形式とファイル形式の両方があったので、どちらにも対応できるようにした。
- 2.1: 基盤地図情報(数値標高モデル)10mメッシュから標高を読み取るようにした。
- 2.0: 25000分の1地形図の取扱を改良した。
◤自作ライブラリの紹介
◤余談
国土地理院SVG基盤地図データの試験配布が終了されたようです。従ってSVG基盤地図の表示はされません。
国土地理院25000分の1地形図サービス「ウオッちず」のシステムが変更になりました。今までの紙ベースとは違って、連続したタイル状のpngファイルを検索して収集するというスタイルになりました。pngファイルのファイル名命名規則はSVG基盤地図と同じです。15秒もしくは30秒ピッチなので、一個のpngファイルを収集しても役に立ちません。
◤実行ファイルのダウンロード
- Mac OS X 10.7.x用実行ファイル
- アーキテクチュアは64-bit Intel。
- zip形式でアーカイブと圧縮をしています。
- 展開すると実行形式のBLconverter(.app)というファイル(実際にはフォルダ)ができます。適当なフォルダへコピーして使ってください。ダブルクリックすれば起動できます。
- Mac OS X 10.6.x用実行ファイル
- アーキテクチュアは64-bit Intel。
- zip形式でアーカイブと圧縮をしています。
- .app形式の実行ファイル(実際にはフォルダになっています)ができます。
- ファイルアイコンをダブルクリックすれば,即実行できます。