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UNIXコマンドからの一括変換

UNIXのコマンドを実行させることにより、ローカルディスクまたはネットワーク上の資源または標準入力(standard input)から複数の点の位置データを読み取らせて、指定した測地系の位置データに変換し、その変換結果をリッチテキスト形式のデータとして出力させることができます。

出力先は、ローカルディスク上のファイル又は標準出力(standard output)を指定してください。

国土地理院計算サイトまたは基盤地図情報サイトのAPIを使った検索・計算はサポートしません。

UNIXコマンドから一括変換するには:

% BLconverter 入力資源のURL 出力ファイル名 変換する測地系の名称

例: % ~/Applications/BLconverter.app/Contents/MacOS/BLconverter file://localhost/Users/me/Desktop/sample.blcv Desktop/sample.rtf jgd

引数
入力資源のURLによって指定される資源には、点の位置を辞書形式の文字列で表したデータが格納されていなければなりません。
入力資源のURLが'-'の場合には、標準入力(standard input)からデータを読み取ります。
出力ファイル名は、絶対バスまたは相対パスでファイル名を指定します。
出力ファイル名が'-'の場合には、標準出力(standard output)へリッチテキスト形式のデータを出力します。
変換する測地系の名称は、'jgd'または'tky'を指定してください。
コマンドの実行に成功した場合には、標準エラー出力(standard error)には何も出力されません。
入力資源
点の位置は、以下のような辞書形式になっていなければなりません。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<!DOCTYPE plist PUBLIC "-//Apple Computer//DTD PLIST 1.0//EN" "http://www.apple.com/DTDs/PropertyList-1.0.dtd">
<plist version="1.0">
<dict>
<key>「点名」</key><dict><key>Country</key><string>「国」</string><key>Area</key><integer>「座標系番号」</integer><key>System</key><string>「測地系名称」</string>[点の位置情報]<key>Height</key><real>「標高」</real></dict>
..............................................
</dict>
「国」は'JP'または'JPN'または'ja'としてください。
「座標系番号」はアラビア数字です。
「測地系名称」は'tky'または'jgd'としてください。
[点の位置情報]
以下のいずれかを指定してください。両方とも指定された場合は、緯度・経度が指定されたものとして変換します。
  • <key>Latitude</key><real>「緯度のD.MS」</real><key>Longiitude</key><real>「経度のD.MS」</real>
  • <key>px</key><real>「平面直角座標X(m)」</real><key>py</key><real>「平面直角座標Y(m)」</real>
<key>Height</key><real>「標高」</real>は省略可能です。
interger,realの値の文字列には数値を表す文字だけを空白無しで指定してください。
「点名」には、Unicodeの全ブロックの文字が使えます。重複した場合にはいずれか一つのものが変換対象になり、他の同一名称の点は消え去ります。「点名」の昇順に出力されます。
「点名」以外は、Unicodeの'Basic Latin'ブロックの文字を使用してください。
Mac OS Xの開発環境に付属するProperty List Editorを使うと、タグを入力しなくてもデータファイルを作成できます。Property List Editorは/Developer/Applicationsにインストールされます。
Property List Editorを使うときは、realの有効桁数に注意してください。Property List Editorはfloatとして扱っているようなので、桁落ちが発生します。
Text Editを使って作成するときは、エンコードに注意してください。UTF-8でエンコードしてください。
有料のOmniOutlinerなどサードパーティー製のソフトウエアで作成できるものがあります。