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BLconverterでこんなことができる


緯度経度から緯度経度に

「日本測地系:ベッセル楕円体」に準拠した緯度と経度を「世界測地系 :GRS80楕円体」に準拠した緯度と経度に変換します。

例えば,これまで通用してきた座標値 北緯35°43'18.0000",東経138°44'36.1809"は,このプログラムにより,北緯35°43'29.55634",東経138°44'24.90110"に変換されます。これが,世界測地系に準拠した新しい座標値です。

注1:座標変換パラメータファイル”TKY2JGD.par”のVersionによって,変換結果が0.005秒程度,この例と異なる場合があります。

注2:小数点以下の桁数については,プログラムを使用する人が,適切に判断して下さい。


X,YからX,Yに

「日本測地系:ベッセル楕円体」に準拠したを「世界測地系:GRS80楕円体」に準拠したX,Yに変換します。

例えば,これまで通用してきた第8系の座標値 X=193524.0 m,Y=34235.0 mは,このプログラムにより,同じ8系の座標値 X=193873.2553 m,Y=33954.5081 mに変換されます。これが,測地成果2011に準拠した新しい座標値です。この時,測地成果2011における真北方向角は-14'09.132"で,縮尺係数は0.99991420です。

さらに詳しく変換結果を見てみると:
X座標値が349m増加,Y座標値が281m減少していることから,この点は見かけ上,ほぼ北に349m,ほぼ西に281m,距離にして448m移動したことになります。
また,旧真北方向角は-14'16.158"だったので,約7秒変化したことになります。

X,YからX,Yへの変換の際には,緯度,経度も表示されます。


座標値ファイルを一括変換

変換すべき座標値が数多くある場合に対応して,変換したい座標値を一定の形式に沿ってテキストファイルにしておけば,一括して座標変換を行うことができます。

このテキストファイルの形式,つまり,入力ファイルの形式は指定した形式のみ受け付けます。

この一括変換で変換できる方向は,順方向だけです。逆方向は一括変換できません。

パラメータファイルと地殻変動による補正パラメータファイルとジオイド2kmメッシュファイルとがダウンロードされていない場合には、国土地理院計算サイトのAPIへのアクセス制限がある為に起動しません。


このページの内容は、国土交通省国土地理院の承認を得て、同院の技術資料H・1-No.2「測地成果2000のための座標変換ソフトウエアTKY2JGD」を使用し、佐藤昭が一部変更した内容です。(承認番号 国地企調発第438号 平成14年9月18日)