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OLYMPUS E-3

Data: Carl Zeiss Distagon 25mm f:2.8 T* (MMG), f:4, 1", LUMIX L1

“OLYMPUS E-3”

 フォーサーズの本家、オリンパスのフラッグシップ、E-1の後継機です。画像にあるフォーサーズ唯一の50mm相当な標準レンズ、D SUMMILUXとのバランスも非常に良いです。
 AFの合焦速度も、キヤノンやニコンのフラッグシップ機を抑えてぶっちぎりの最速(発売当時)。

 当初“60万”という情報も流れていましたが、実売価格は本体のみで16万前後。インプレッションを書いているサイトを見ると、当初は20万前後だったそうですが、わたしがキタムラに予約した時(発売の一ヶ月弱前)はすでに予約価格で16万円台でした。

 DMC-L1もカメラとしての完成度はしっかりしたものでしたが、さすがにカメラ専業メーカーの製品だけあって、全然水準が違います。松下が捨ててしまったファインダーの見え方もしっかりしてますし、スプリットやマイクロプリズムが無くてもピントのヤマはしっかりわかります(同時期発売のDMC-L10はちょっと酷すぎ。ほとんどわかりません)。画像のレンズ、D-SUMMILUX 25mm f:1.4との相性も悪くないです。
 フォーサーズは画面が小さいのでファインダーの像も小さかったのですが、まさか接眼部のレンズを使って画面を拡大してくるとは。感覚的にはCONTAX RTS II に近いです。同じ視野100%でも井戸の底のRTS III とは雲泥の差。

 難点を言えば、メモリーカードがCFとxDピクチャー・カードしか使えないこと。まぁ、xDカードは富士フイルムとオリンパスの共同開発なので、避けられないとは言え、せめてSDカードは使えるようにしないとねぇ、本気でシェア取りたいのなら(メモリースティックは論外ですが)。とりあえず、ハギワラシスコムのSD⇒CFアダプタを買いましたが、1GBのCFカードより高いんだよね。
 とは言え、ディジタルでは間違いなくメイン・ボディになります!

 あと、ちょっと気になるのが全部中国製というのが。E-510は八王子の特産品コーナーにあるそうなのに、なんでなのー、とか思っちゃいました。まぁ、八王子でライン組んだら、あと10万高いでしょうね。
 まぁ、製品としての中国製というのは、まぁ、上記のようにコスト的には致し方がないんですが、フラッグシップ機となると技術情報の流出(わたし、情報セキュリティに関してだけは中国を信用してませんので)や国内に製造ノウハウが残らないことが気がかりです。松下はブラックボックス技術である自社独自開発の撮像素子が乗ってるデジカメだけは海外では生産してませんしね。

 わたしの個体はパワーグリップも追加してますが、単3アルカリ乾電池では新品の電池があっという間にカラ表示なってしまいます。確かに非常用とは言え、あまりにも酷いんじゃないかな。リチウム・イオン電池もう一本買わないと。キタムラのポイントで行けるかな。

 フォーサーズは今のところオリンパスと松下の2社だけですが、あー、ライカもあるか、ボチボチ、コダックやシグマに参入して欲しいところですが、コダック、旧チノンを売り払っちゃったもんなぁ。

 余談になりますが、LUMIX L10はねぇ。  まぁ、L10は開発者の意気込みはわかりますが、パナソニックセンター大阪でも説明担当のお嬢さん相手に言いたいことを言ってしまいましたが、あくまでも「マトモなファインダー」があってこその液晶モニタなんですから。それに、マウント・アダプターを使ってマニュアル・フォーカスのレンズを使うという、SLRならではの使い方を全否定することになりますからね。
 ウリの一つである手ぶれ補正もコンデジとは違って、しっかりホールディングした上でのアシストとして初めて意味を持つんですから。同じ機能を持ったE-3と立ち位置がこれだけ違ってしまっては....。新開発の高感度LiveMOSセンサのダイナミックレンジはα-700よりも良いんですから、勿体ないです。考え方を改めてほしいですね(まぁ、αに関しては、そこそこ軌道に乗ったらさっさと分離して旧ミノルタとして復活して欲しいと思ってるのは私だけじゃないとは思います。ソニーはダメとわかった瞬間にユーザの不利益なんか全く無視して事業をいきなり切り捨てますからね)。
 前述のRTS II はもとより、往年のニコンFヒトケタ系やEOS以前のキヤノンF-1のまともなファインダーを見たこと無いんでしょうね。多分、驚愕すると思います。あれではコシナのオールプラなC-1や、Phenixの方が全然マシです。ファミリーユースがメインターゲットだけど、マニアやハイアマも一目置く物を作(創)らないとねぇ。

 主な緒言は以下の通り

外寸(D×W×H):74.5mm×142.5mm×116.5mm、重量:810g
シャッタースピード:1/8000〜60(sec),B、シンクロ:1/250(sec)
ファインダー:視野率 100%、倍率 1.15倍
撮像素子:1180万画素LiveMOSセンサ(有効1010万画素)
手動時感度設定:ISO 100〜3200
定価:\OPEN
国内発売:2007/11/23


at: 2007/12/09(Sun)
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