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CONTAX 137MA Quartz


“CONTAX 137MA Quartz”

 137MD Quartzの改良型で、マニュアル・シャッター速度が増設され、ワインダーも秒2コマから3コマにバージョンアップされています(安全性を無視すると、5コマ/秒まで引っ張れるそうです)。

 香港製のYASHICA 10xシリーズの制御系はこの137MAを基に開発されたらしく、機能的にも似た部分があります。
 シャッター速度ダイヤルが増設されたことにより、巻き戻しクランク部がRTSと似たクラッチ機構入りの物になっていますが、おそらくこれはRTSの機構を流用している為でしょう。  
 137MDでも触れていますが、137MAの内蔵ワインダーは順番から行くとW-5に相当します。

 なお正面の画像の137MAはグリップ・アダプタを装着した例です(これも美品は滅多に無いですね)。

 裏面の画像は上が“137 DATABACK”で、下段が“DATA BACK QUARTZ D-5”です。137 DATABACKの方は、某カメラ店でデッドストック状態だったものです。しかしながら、貼り皮は劣化しモルトが溶け出してボロボロ状態で、買ってから自力で修復をしています。なお、貼り皮は139 Quartzの裏蓋用を流用しています。
 貼り皮自体はe-Bayあたりだと、まだ139や137、FX-Dあたりの純正品の補修パーツが出てくるんですが、もうそろそろ在庫の限界でしょうね。

 主な緒言は以下の通り。

外寸(D×W×H):51mm×143mm×92.5mm、重量:610g(電池含まず)
シャッタースピード:1/1000〜1(sec:Manual)〜11(sec:AE)、B、シンクロ:1/60(sec)
ファインダー:視野率 95%、倍率 0.86倍
ワインダー巻き上げ速度:3コマ/秒
フィルム感度設定:(手動)ISO 12〜3200
専用ストロボ:TLA-20/30
定価(当時):\98,000(Planar 50mm f:1.4付きの場合は\143,000)
国内発売:1982年10月


at: 2003/12/31(Wed)
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