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CONTAX 139 Quartz


“CONTAX 139 Quartz”

 ヤシカがRTSの次に、4年経てリリースしたCONTAXがこの139 Quartzです。
 139はボディ開発番号というのが知られていますが(これはレンジファインダーのContaxがやはり開発番号で呼ばれていた事に由来するらしい)、この3桁の数字には色々意味があるようです。ちなみに、初代RTSは131で、RTSIIは141らしいです。
 ボディシェルは量産効果でコストを押さえるためにYASHICA FX-Dと細部に渡るところまで共用化されていますが(さすがにFX-Dには絞りのプレビュー機能はありません)、電装系等は全く違います。TTL測光もFX-Dとは一段異なり、専用ストロボが自動調光でシンクロします。

 発売後25年近く経過していて、スペック的には今となっては実用ギリギリといったところですが、手になじみやすい大きさと重さのためかいまだに人気が高く、中古価格も137MD/MAよりかなり高価で、安価で状態の良い物を見つけるのは至難です(その割に時々ポロっと新品デッド・ストックが出てくるのでよくわかりません。ただし、デッド・ストック物は定価の倍以上します)。  

 専用のワインダーはフィルム巻き戻しピンの誤操作防止ロックが無い初期型と追加されたII型がありますが、初期型は現物を見たことが無いですね。
 また、データバックも京セラになってからは159MMと共用のD-6になっていますが、初期型の機械式データバック、139 Databackの方が趣があって面白いです。

(2004/04/05:追記)
 データバックD-6は京セラになってからではなく、ヤシカ時代にすでに登場していました。訂正いたします。
 多分、137MA発売と同時期だとは思いますが、正確な販売時期は未確認です。

 主な緒言は以下の通り。

外寸(D×W×H):50mm×135mm×85mm、重量:500g
シャッタースピード:1/1000〜1(sec:Manual)〜11(sec:AE)、B、シンクロ:1/100(sec)
ファインダー:視野率 95%、倍率 0.86倍
フィルム感度設定:(手動)ISO 12〜3200
専用ストロボ:TLA-20/30
定価(当時):\66,800(Planar 50mm f:1.7付きの場合は\95,800)
国内発売:1979年4月


at: 2003/12/31(Wed)
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