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Second of SLR “Contax S”, CONTAX S2


“CONTAX S2”

 Contax生誕60周年記念として、Zeiss IkonのContax Sの後継機という形で登場したのがこの“S2”です。ベースは“159MM”で1/4000のスピードを持つ機械式シャッタが特徴です。

 巷では、YASHICA FX-3 Super 4000等という陰口も聞きますが、ボディ剛性は全然違います。さすがにFX-3のように三脚台座を絞めすぎると裏蓋が開かないなどという困った事態にはなりません。
 電源はSR/LR-44×2個ですが、露出計を動かすだけのもので、他の部分は完全に機械式です。このため、シャッタ優先やプログラムモードといった、MMレンズの機能には対応していません。もちろん、AEも使えませんので、ファインダーで露出計とにらめっことなります。ただし、3点LED式という廉価版機能ではなく、きっちり1/4000まで刻んでありますので、どれだけ外れているかは一目でわかります。
 このS2はスポット測光のため、結構扱いが難しく、FX-3と同じ中央重点平均測光になったS2bがモデルとして追加されています。S2自体も露出計の設定を変更すると中央重点平均測光に出来ますし、以前は有料の変更サービスも行われていました(さすがに今は無理です)。
 S2bはボディ・カラーが黒っぽくなっているため、見た目が異なるのと台数が少ないのとで、中古価格がS2の倍くらいになっていますが、あれは高すぎだと思いますね。

 で、このS2ですが、60周年記念モデルの方が中古価格も高いですし、珍重されていますが、実は記念モデルではないノーマルS2の方が台数が少ないという、なんとも珍妙な状況になっています。まぁ、差と言えば、正面左肩の刻印とパトローネ・ポケットの付いた専用ストラップ位なんですけどね。

 主な緒言は以下の通り。

外寸(D×W×H):51mm×134.5mm×89mm、重量:565g
シャッタースピード:1/4000〜1(sec)、B、シンクロ:1/250(sec)
ファインダー:視野率 95%、倍率 0.82倍
フィルム感度設定:(手動)ISO 12〜6400
専用ストロボ:TLA-240/360/480
定価:\150,000
国内発売:1992/9

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at: 2005/09/26(Mon)
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