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YASHICA Diary


“YASHICA Diary”

 多分、現在で言うところのコンパクトカメラで日付写し込み機能が付いたほとんど最初の頃のモデルです。
 レンズはトリプレットではなく、3群4枚のテッサー型です。
 ベース筐体はヤシカ35MFで、各部を小型化縮小したためか、ストロボ部分が出っ張っています。
 このポップアップ・スタイルのストロボは“AUTO FOCUS MOTOR”まで続きます。

 35MFのストロボは電源がカメラと別系統で、制御の連動がイマイチ中途半端でしたが、Diaryではメカ式のインターロックがあり、フォーカスが無限遠位置にあるとストロボを出しても光量が足りないとアンダー表示のLEDが点滅してシャッターが落ちません。
 同様に、電池が無いと露出計が動かないため、シャッターが落ちません。
 TTL自動調光というわけではありませんが、最近のカメラのように、ストロボ発光させるとシャッタースピードがシンクロ速度になり、真っ暗になってしまう事を考えると、かなり親切な構造です。
 ただ、この機能、欠点があって、無限遠じゃない場合、ストロボを出すと電池が無くてもシャッターが落ちてしまいます。
 このあたりが機械式の限界かも。

 日付機能は円盤式のアナログ。このため、構造的な限界があって、“年”は(19)78年〜(19)91年までの14年分だけ。まぁ、あと70年もすれば2078年を超えますので、また使えるようになります....。それまで残ってないとは思いますが。

 主な緒言は以下の通り

外寸(D×W×H):54.5mm×127.5mm×75.5mm、重量:380g
レンズ:YASHICA Lens 38mm f:2.8(3群4枚)
シャッタースピード:1/360〜1/60(sec)
ファインダー:採光式ブライトフレーム
フィルム感度設定:ISO 25〜500
定価(当時):\36,800
国内発売:1978年9月


at: 2009/04/22(Wed)
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