“京セラTスコープ2／YASHICA T3 Super D”
YASHICA Tから始まったTessar T*付きのコンパクト･カメラ･ラインの3.5代目の単焦点モデルで、T-Scope/T3の改良型モデルになります。
海外では“YASHICA T3 Super”として販売されました。“D”はデータバック付きの意味で、裏蓋が違うだけで他はほぼ一緒です。国内ではデータバック付きのみの販売になっています。
レンズはこのT-Scope/T-Scpoe2(T3/T3 Super)のみが、他のモデルと同じTessar 35mmでもf:3.5に対してf:2.8と、半段明るい物になっています。比較するとわかりますが、使っているレンズもかなり直径が大きいもので、厚みがあるのはこの大きなレンズ鏡筒のためのようです。
デザイン的には“KYOCERA T”に近いのですが、若干小振りになっています。でもって、“KYOCERA T”同様に裏蓋が壊れやすく、壊れて閉まらない個体がゴロゴロ。f:2.8という大口径レンズを積んでいるのに勿体ない話です。
このモデルと2世代後のT-Proofがニュー・アングル・スコープと呼ばれるウェストレベルのファインダーを持っています。もっとも、このN.A.スコープ、歪みが大きくて、被写体が中心にあるかどうかの確認くらいしかできません。まぁ、それでもかなり自由度が増すのは確かです。
T-Scope/T3との違いはストロボに赤目防止用のプリ発光機能が追加されたのと、ロゴが金色から白になった点くらいで、基本的には同じスペックです（なので、3.5代(^^;)）。
T-Scopeで酷評されているレンズの周辺収差が治っているかは未確認。でも、多分そのままだろうなぁ。実写比較するヒマあるだろうか。
主な緒言は以下の通り
外寸(D×W×H)：54.5mm×128mm×67.5mm、重量：295g
レンズ：Carl Zeiss Tessar T* 35mm f:2.8
シャッタースピード：1/630〜1(sec)
ファインダー：アルバダ式ブライトフレーム
フィルム感度設定：(DX)ISO 50〜3200、(DXコード無し)ISO 64〜1600
定価（当時）：\38,000
国内発売：1992年4月
 “京セラ Tスコープ2”
 “YASHICA T3 Spuer-D”
at: 2005/12/12（Mon）、2009/05/21（Thu）
Copylight 2003-2009 by Masanori Okie
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