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“YASHICA TR7000 Multi Program”


Kyocera AF Based MF System, Part II “YASHICA TR7000 Multi Program”

 230AFベースのYASHICA/CONTAX マウント・マニュアル一眼レフです。
 オリジナルは“YASHICA 107 Multi Program”で、北米/欧州向けに限定的に出荷されたモデルのようです(ちなみに、北米/欧州ともに“107 Multi Program”も流通しています)。
 また、このモデルのみ、ボディ底面に“Assembled in Hong Kong”と明記されています。

 心なしか、107より巻き上げスピードが若干遅いような気がします。まぁ、個体差の範囲だとは思いますが。
 あと、連続巻き上げが出来ないのはまだしも、シャッタ・チャージが遅いので、疑似連写も結構辛いです。チャージが完了しないとレリーズ・スイッチが反応しないので、1コマ/秒が限界でしょうね。

 写真は“Voigtlaender Color-Heliar 75mm f:2.5SL”を装着した例です。

 なお、YASHICA 107 Multi ProgramにはこのTR7000の他にドイツの通販会社が持つ“REVUE”ブランド(元々はソ連製のカメラを売っていた模様)のロゴを冠した“REVUE AC 7”というモデルも存在します(入手済み)。
 REVUEの一眼レフはPraktica Screwマウント(俗に言うM42マウント)や、Praktica Bayonetマウント(VEB PENTACONのOEM)、PENTAX/RICOH Kマウント(チノンやコシナのOEM。K、PKのみならず、なんとKマウント改の“CHINON AF”まであります)なんかもあり、京セラOEMのYASHICA/CONTAXマウント機は結構レアのようです。

 主な緒言

外寸(D×W×H):52mm×149mm×93mm、重量:500g
シャッタースピード:1〜1/2000秒, B, X(1/90秒)
ファインダー:視野率92%、倍率×0.82
測光方式:SPD中央重点平均測光
フィルム感度:50-3200(DXコード自動)、100(DXコード無し)
プログラムモード:HP(High)/LP(Low)/PROGRAMの3モード
巻き上げモード:1枚巻き上げ固定
発売:?

 米ADORAMA Inc.より入手。
 まぁ、値段も$64と安かったんですが、届いたら当然ながらボディキャップは無いわ、フォーカシング・スクリーンは外れてるわ、電池は液漏れしているわで酷い状態でしたね。美品だと中古価格、$100は越えます。
 今はすっかり綺麗になって、動作も完璧です。


at: 2002/12/28(Sat)
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