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F62 “AF 28-85mm f:3.5-4.5 MACRO”


“AF 28-85mm f:3.5-4.5 MACRO” F62

 これもAF Vario-Sonnarとささやかれているレンズです、が、ML 28-85mm がベースでしょう。
 230AFや210AFのペンタ・ストロボと干渉しないようにマウント付近のラインがぐっと絞られた独特の形状をしていて、レンズ枚数が多く直径も大きいのと金属比率の高いバレルのためかずっしりと重量感があります。
 マクロ域はマクロ・スイッチでロックを外す方式ですが、前期シリーズの200AF/210AF/230AFではマクロ領域でのAFが効かないと言う欠陥とも言える欠点があります。後期の270AF/300AFでは普通に動くため、個人的にはボディ側の制御回路の設計ミスかな? と思っています。
 まぁ、マクロ域でのフォーカシングは余裕が無いので270AF/300AFでのフォーカシングではストッパに当たりまくるため、駆動モータには良く無さそうです(これを考えると前期シリーズでAFが効かないのはわざとかもしれませんが)。

(2003/04/09:作例追加)
 丸ノ内線後楽園駅。午前5時頃に撮影した物で、やはり原版はもっと鮮やかです。
 Kodak EB3 85mm Program Auto。

(2004/07/23:追記)
 京セラ銘のモノを再入手しました。
 その後詳しく調べたのですが、このレンズ、ML 28-85mm、Vario-Sonnar 28-85mmのいずれとも特徴が一致しない事がわかりました。
 ML 28-85mmもVario-Sonnar 28-85mmも13群構成なんですが、このレンズは僅か9群。AF用に完全に新設計されたもののようです。むしろ、Vario-Sonnar 28-85mmが、ML 28-85mmをベースにしていると考えた方が良さそうですね。
 確かに、色の乗り方などはZeiss T*に似ているとは思いますが(本物のVario-Sonnarをは比較したわけじゃないので一般的なT*レンズとですが)、解像度やコントラストは多分比較にならないと思います。

《レンズ緒言》
構成:9群13枚
画角:75°〜28.5°
最短撮影距離:90.0cm
最小絞り:f:22
フィルタ径:φ62mm
寸法:φ75mm×87.5mm
重量:550g
国内定価(当時):\60,000
レンズナンバー:F62xxxxx

 Yahoo! Auction (Japan)にて落札、入手(京セラ・ブランド)。→売却
 e-Bay(US)にて落札、入手。
 現在は更に京セラ銘を最入手し、両方手元にあります。


at: 2003/01/15(Wed)
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