PRAKTICA BX20
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“PRAKTICA BX20”
1980年代に入り、VEB PentaconがそれまでのBCシリーズをフルモデルチェンジしたのが、このBX20です。
BX20はそれまでのB/BC系の右側(撮影者から見て)にオフセットされたボディが、一般的な西側の一眼レフのようにどちらかというと、左側にオフセットされたレイアウトになるなど、細かい点に変更が加えられていますが、一番大きく異なるのがシャッタユニットで、縦走りはそのままなんですが、従来のアイピース・シャッタを兼ねる独特の機構ではなく、コパル・スクウェアのようなごく一般的な縦走りメタル・フォーカルプレン・シャッタになっています。
外装はそれまでのメタル塗装と全く異なり、プラスティックの打ち出しそのままになっています。これは最終モデルのBX20Sまで続きますが、BX20はかなり柔らかくて脆い素材のため、割と簡単に破損してしまうようです。
まぁ、わたしのBX20はこれで3台目なんですが、売ってしまった1台目はマトモで、2台目、3台目はまぁ、俗に言うジャンク品です。2台目は巻戻しのクランクがストッパを乗り越えボディに食い込んでいて、どうやったらこんな壊し方出来るんだろう、という酷い物でしたし、画像の3台目も実はケーブルレリーズがないとシャッタが切れません。シャッタ・ボタンが破損しているようで、直すのは比較的簡単だとは思いますが、このためだけにドレスデンまで送るわけにも行きませんしねぇ(^^;。
あと、電池室の半田が外れていて露出計も死んでたり、巻き戻しクランクのレバーが折れていたりもしましたが、これは他のジャンク・ボディから部品取りしたりして、なんとか直しました。
BX20はオークションなんかにも割と出てきますが、結構持病を持っている個体が多いようです。たいていはシャッタ周りで、実際には簡単に治りそうな物が多いんですけどね。
主な緒言は以下の通り
外寸(D×W×H):52.5mm×143.5mm×92.5mm、重量:510g
シャッタースピード:1/1000~1(sec:Manual)~40(sec:AE),B、シンクロ:1/100(sec)
ファインダー:視野率 95%、倍率 ?倍
フィルム感度設定:(手動)ISO 12~3200
専用ストロボ:BD-24
定価(当時):\58,000(PRAKTICAR 50mm f:1.4付き)
国内発売:1989年4月
at: 2005/07/25(Mon)
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